在宅療養に不可欠な存在について

在宅療養に不可欠な存在について

まだまだ認知度が低い訪問医療について

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訪問看護師とは、訪問看護事業所に勤務して、地域で生活する患者の自宅に訪問して看護を行う看護師のことだ。そして、在宅生活を支える訪問看護師の仕事には多くの魅力がある。

1つ目には、子どもから高齢者まで多くの世代を対象としていることが挙げられる。訪問看護の対象者は、自宅で介護を受けている高齢者や在宅での看取りを希望する患者、重度の障害を抱える障害児など多岐にわたる。そのため、世代や病気によって分けられている診療科勤務に比べて、様々な患者に関わることができるのだ。しかも、必要とされる看護の知識や技術も幅広いことから、やりがいの多い仕事といえるだろう。

2つ目は、治療のための施設である病院ではなく、患者にとって住み慣れた自宅で看護を行えることだ。自宅には、病院のように看護に適した設備や器具が豊富にあるわけではない。このことから、病院と比較して、高度な看護が行えなかったり、簡単なケアしかできないと思われがちだ。しかし、限られた環境の中で行う看護には、むしろ豊富な経験と適切な判断力が必要であり、訪問看護師として働くことは、看護師としてのスキルの向上にもつながるのだ。また、患者の自宅に訪問することで、病院では分からない患者の生活面に深く関わることも可能だ。患者を支える家族の話を聞き、アドバイスをするなど、患者だけでなく家族を丸ごと支えることにもなる。

3つ目は、働きやすい環境であることを挙げておきたい。訪問看護師には、基本的に病院のような夜勤はない。中には24時間対応の事業所もあるが、多くの事業所で日勤のみの勤務が可能であり、ワークライフバランスが実現しやすい仕事である。そのため、時短勤務も可能なのだ。訪問看護の内容や勤務スタイルについては、こちらの専門サイト(http://homon-kango.net)にも載っているので、興味のある方はぜひ熟読してみてほしい。