昨日から
本業で沖縄に来ています。
台風が来ていたので心配でしたが
沖縄からは離れてくれました。
仕事バッチリがんばります!
少し前の話なのですが
湯島で打ち合わせが終わり車に乗り込もうと思ったら
息を切らせたおばあちゃんが「車に乗せてくれ」って言うんですよwww
「どうしたの?おばーちゃん道に迷ったの?」と聞くと
「近くにバスが待ってるから浅草まで連れてってくれ」て言うんですよ。
なんか息切らせてるし可哀想だから即答で
「いいよ!車で送ってあげるよ」
と言うことで、知らないおばーちゃん(女性)と浅草までデート。
浅草に着いて「おばーちゃんバスはどこにいるの?」と聞くと
「ここよりもっと先」と言うので浅草を通り過ぎさらに10分くらい車を走らせた所で
あっ!おばーちゃん、もしかしたら痴呆で自分でもどこに行くのか分かってないのかな?
と思い(もっと早く気づけ!オレ!)
「おばーちゃんバスはどこで待ってるか分かるの?」
「多分もう浅草を出ちゃった」って言うんだよ。
「え~!じゃーバス会社か旅行会社はわかる?電話してあげるよ」と言っても
「分からん」としか言わない・・・。
するとおばーちゃんが伊豆へ向かっているから、伊豆へ行ってくれって言う訳。
「それは無理だよ~。可哀想だけど伊豆には行けないしバスがどこまで行ってるか分からないからお家まで送ってあげるよ」
おばーちゃんは素直に「うん」とうなずくので
おうちの住所を聞くと
「ナカイタ。うちはナカイタだよ。」
ナカイタ・・・・・・あー中板橋?
「そうだよ。中板○ー○ー○」と住所はしっかり覚えてる。
中板橋ってここから車でも1時間弱くらいかかるよ。どうやって湯島まできたの?
と聞いても覚えてないみたいで・・・。
とりあえず家も分かったし、乗りかかった船じゃないけど
ちゃんと家まで送ってあげるよ。
走ってる時に歳を聞いたら70歳って言うから
そんな訳ないじゃん!僕の親より若いよ。も~笑っちゃう。
途中途中「おまんじゅう食べるかい?」っておまんじゅう出してくるの。
ありがとう!っておまんじゅう2つ食べたよwww
板橋前で「電話貸してくれ」っておばーちゃんが言うから
「おばーちゃん電話分かるの?番号言ってくれたら電話してあげるよ」
番号通りに電話をし、おばーちゃんに電話を渡すと誰かと話してるの
「おばーちゃん電話変わってくれる」と言って電話を代わると
相手はおばーちゃんの娘さん(と言っても僕より全然年上の方)で
朝起きたらすでにおばーちゃんは家から居なくなっていたらしい。
無事家まで送るって家族の方に話を聞くと
昔家族で伊豆に行った楽しい思い出を多分思い出したんだって。
なんか可愛いよね。
でもどうやって湯島まで行ったかは不明。
たぶんタクシーがそこまで連れて行って、途中で落としちゃったんだろうね。
帰り際におばーちゃんが「はい!これ」って2,000円を渡す訳さ。
要らないよ!こんなの~あっ!分かった!おばーちゃん僕の車タクシーだと思ったんでしょ?
と聞くと笑って「そんなことねーよ」って言ってた(笑)
僕の車、真黄色でタクシーみたいだからさ。
なんでも、おばーちゃん心臓が悪いらしく薬も飲まずに家出ちゃったんだって。
よかったよ。倒れなくって。だから息を切らせていたんだね。
かわいいおばーちゃんでしたよ。
最近、痴呆の方が行方不明になることが問題になっているけど
こんな身近にそう言う事があると痛感した出来事でした。