本や映画にパワーをもらい、次第に元気になっていきました。決定的だったのは、銀行の同期と遊んだこと。みんなの話を聞いて、大変なのは自分だけじゃないんだな。みんな、大変な思いをしながら頑張ってるんだな。と気づき、元気になりました。
結局、2004年09月〜10月の2ヶ月間、自宅療養したことになります。11月01日に復帰。上司が代わっていました。A課長は、他支店に異動になり、副支店長に昇格していました。その日、A課長から自分宛てに電話がありました。
「2ヶ月間の差なんて、どうってことない。がんばれ!」
そう言ってくれました。
今、振り返って改めて思いますが、自分はなんて恵まれた環境で仕事をしていたんだろう、ということ。当時の自分は精神的に幼くて、ビジネスというものを全く理解していませんでした。もっと精神的に大人で、ビジネス、経営、営業についてもっと理解があったら…と思ってしまいますが、もう過去のことです。今、できることは目の前の仕事に全力で立ち向かい、目の前の人に尽くすこと。それしかない。
とにかく、復帰しました。新しい課長は、かなり穏やかなタイプ。焦らずいこう、と言ってくれました。
それから、同じチーム内にIさんという先輩がいました。当時、37歳くらい。後輩思いでとても優しい先輩でした。その先輩が、僕が復帰してすぐ、立ち飲み屋に連れて行ってくれました。
そして、突然謝ってきました。
「すまん。お前やYに対して十分に教育や心配りができていなかった。先輩の俺の責任だ。今後、何かわからないときは、すぐ俺のところに相談に来い。どんなに忙しくても、手を止めて俺が教えてやる!」
そう言ったのでした。Iさんは確かに先輩ですが、上司ではありません。でも、そういう心構え、責任感で仕事をしている人がいると知りました。
僕は、このIさんを心から尊敬していました。今でも尊敬しています。Iさんは当時37歳くらい。今の自分と同じ年齢です。
自分も後輩や部下に対して、このように考えて言える指導者になりたいです。
そんな訳で、周りの皆さまの協力があって、仕事も再び軌道に乗りました。