今日の朝に書いたブログで、
新築の下請を煮詰めているという話をしましたが、
仕事を請け負うのは取止めにする決断をしました。
2300万円の売上になり見込める利益は約350万円でした。
が、集金できて初めて利益です。
打合せの初段階で共通の仕入れ業者などにその会社の評判を聞いたり、
関係した業者さんの評判を聞き、率直に先方の担当役員に評判を投げかけ
大丈夫との返答を頂いていたのですが、
今日ブログ更新後、帝国データバンクから調べて貰った結果報告を聞いたところ、
断念、との結論に至りました。
下請への支払が滞ることが多く、年商も一昨年の5億円から去年は4億円と
下落。見たところ従業員が20名近く居るようです。
4億円の売上で粗利益率20%(通常の新築時の粗利益額の目安)と仮定すれば
4億x0.2=8000万円
従業員平均年収250万円とすれば
250万x20人=5000万円
8000万円―5000万円=3000万円
3000万円÷12カ月=250万円
つまり1か月当たりの会社経費が250万円。
20人弱の社員が居れば社会保険料だけでもかなりの金額。
それに、岡山だけではなく京都・高松・福岡・広島にもオフィスがあるらしいので
とてもこれだけの規模を年商4億程度では維持できるのは不可能ではないかと判断。
せめて6億円の売上を上げないと健全経営はできないのではないでしょうか?
小規模の会社ならやりくり次第で売上が上がらなくても存続は可能ですが、
このくらいの中途半端な規模では下手したら下請会社への滞りだけじゃなく
給与の延滞も可能性があるのではないかと思ってしまいます。
(現に、そういう噂も流れていました)
以上の事から売上は欲しいけど、安心できない工期を4カ月も過ごすより
今受注している物件とこれから受注する物件に渾身したいと考えました。
先方には『おたくの資金繰りがあやしいからこの話から手を引きます』とは
言えないので、ぎりぎりの折衝をした最後に前払いの条件を出して
(既にその話はにおわせてます)
『当社の資金繰りでは出来高でも資金能力の関係でお請けできません』
とい断り方にしようかと思っています。
やっぱ新規の取引はこのご時世では非常に危険だと言う事を再認識した
感じです。
せめて1年もつなら目先の利益だけならなんとか確保したいという欲で
話しを煮詰めていたのですが、ちょっとムシが良すぎたようです。
堅実健全経営をしたいので、今回は断念!
さて、
頭を切り替えて、流通事業進出のオンラインショップの出店に向けて
頑張ります!
ではでは。。。
。。。