私の人生にステイタスが三つあった。今から見れば他愛ない望みであったが、、、。
家と云えば所謂、建売の家では無く自由設計の家であり、土地から必要である自宅だ
車は、ベンツの最上クラスの左ハンドルが夢であり
時計は、ロレックスのハイクラスの品物であった。
極貧の家に生まれ何の取りえの無い私には、世間で云う高級品が、私のステータスシン
ボるであった。 其の夢も運よく叶い現実の物と成ったが、今では考えが違う。
価値観が変わって来て居る様だ。
昨日、十年目で時計をオーバーホールに出して居たが、一ヵ月振りに メンテナスが終
り手元に戻って来た。綺麗に成って新品の様に感じる程だ。
此の時計で私に取って四代目のロレックスで有るが、其の都度グレードが上がった。
「諸行無常」生命有るもの形有る物に永遠は無く、いずれ消滅する時が来るだろう。
そんな事を考える時何か空しさが過ぎるが、若い頃は其れをモチベーションに、
頑張って来たのも間違いが無い事だ。
夢が叶った今、目標が無くなり面白い事が少なく成った。贅沢な話であり大よそ私らしく
無い事だが、エイジングの所為もあるのだろ。
最近若い人との会話では、自宅を買わず時計宝石類に車を買わずと、自身の真逆の
事を唱えて居る。無駄が多くもったいない事が多すぎるからだ。老婆心から、、。
