ケンシロウの性格は冷静沈着かつ寡黙。善人や弱者、子供には優しさを見せる一方、同情の余地の無いアミバなどの悪党に対しては残忍と言っていい程、いたぶってから惨殺するという過激な面も持ちます。
その際の激しい怒りはお馴染みの上半身の服が筋肉の隆起で破れるいわゆる、服破りを起こすほど。しかし、悪党であっても愛や哀しみを持つ者に対しては弔いも見せます。また、制裁を加えることはあっても、ジャギやスペードやボルゲのように止めを刺さなかったケースがあり、それが後の災厄を招いてしまうこともありました。ケンシロウの甘い性格と無用心さは義兄ラオウや親友シンにも危惧されており、特にシンは、ケンシロウの甘さで命を拾い復讐鬼になったジャギにこの危惧を指摘されたことが、暴走する引き金になってしまいました。
女性関係はユリア一筋で、妙齢な女性からのアプローチにも関心を示さず、マミヤからのさり気ない好意やリンからの愛に応えることもなく、マミヤには物語の終盤で「昔から女性の好意に対して無関心だ」と激怒するほどでした。しかし重要な女性キャラクターをユリアと見間違うことはよくあり、基本的には無表情が多いが、たまに温かい笑みを見せます。バットやリン、レイ、シャチなど主に親しい者からは「ケン」と呼ばれています。
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