国際語としての英語 | ヨーロッパの片隅で

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今や英語は国際語としての地位を固めた。

それは、以前はイギリスが7つの海を制覇したことに始まり、今はアメリカが世界1の超大国として君臨していることとも関係している。

ただ、世界語としての英語は、そんなイギリスやアメリカから独り立ちして、一人歩きしだした感がある。

世界中にはいろんな英語がある。先に挙げた英米だけではなく、オーストラリア人のオージー英語、ニュージーランド人の英語、インド人の話す英語、フィリピン人の話す英語、シンガポール人の話す英語。

それらも立派な英語である。

日本人の話す英語は、まだ世界的な市民権は得ていないかもしれないが、これから、日本人の海外への進出が多くなり、市民権を得る日もそう遠くないだろう。

だから、世界語としての英語を話せるというのは、ただ単に、アメリカ英語やイギリス英語が話せるだけでは、だめになってくると思う。

TOEFLの試験でも、ニュージーランド人の英語など英米以外の英語が出てくる。

これから、世界語としての英語ができるという条件は、話す方はともかく、聞き取りにおいては、マレーシア人の英語も、インド人の英語も、さらには日本人の英語も理解できないと、世界語として、英語ができるとは言えなくなくかもしれない。

アメリカ人やイギリス人といったネイティブのイングリッシュスピーカーと言われている人達も、確かに英語はできるが、他国人の英語が聞き取れないなら、世界語としての英語ができるとは言えないと言われる時代が来ると思う。

だから、これからは、日本人も発音などを英米人を真似るよりも、日本人の英語というものをしっかり身につけたものが英語ができるものということになるかもしれない。