更新をさぼってしまい、危うく3日坊主になるところでした。


本来なら一昨日のサッカーの話題が定番なのだろうけど

その日はバーで飲みながら観戦だったので

なんか書けるほど詳しく見ていない。


で、これまた今さらではありますが

今週頭にラグビーのワールドカップ日本代表のスコッドが発表になったので

そのことについて少し書こうかなと思います。

ようやくこのブログでラグビーのことに触れられる。


まず先週まで行われていた合宿は候補44名から最終メンバーの30名にしぼる目的だった。

しかし発表されたのは36名。

6名多くなったことについてはカーワンヘッドコーチ(以下JK)は

怪我人も出ていた中でもう少し猶予が欲しかった、という趣旨のコメントを出した。

実際にワールドカップに出場するメンバーは最終的に30名になるわけだ。


さてこの36名の中ではやはり大畑とアレジの名前がファンにとっては最も待ち望んでいたものだろう。

大畑に関しては昨シーズンのアキレス腱断裂から順調に回復し

恐らくプレーにも問題はないはずである。

ただ本人も言っている通り、まだベストの大畑ではない。

充実著しいWTB陣の中で「大畑」の名前だけではレギュラー獲得は難しい状況と見る。

それでもやはり絶対的なフィニッシャーとして彼は必要。

残り1ヶ月で文句なしのコンディションを整えてもらいたい。

大畑は今回WTBだけでなくCTBとしても選ばれている。

今のジャパンのアタックだと確かにCTBのところでの突破で

大畑のスピードを生かすようなプレーは欲しい。

FB立川の離脱で本来CTBのロビンスがFBに回り

ロビンスはFBでも高い能力を示しているが

その結果CTBでのアクセントがなくなってしまった。

それを考えると大畑のCTB起用にはこのアクセントが期待できる。


ただやはり大畑にはスーパーエースとしてWTBに立ち

全部の球を大畑に集める、というチームになってもらいたい。

そうするとCTBにロビンスを戻したい。。。

立川に代わり呼ばれた有賀は非常に楽しみな素材だが

正直なところまだ代表では苦しんでいるような印象を受ける。

また大畑をWTBに戻すならアタックで成長著しい遠藤、ロアマヌのどちらかを外さないといけない。

きっとJKもこんなジレンマを抱えてるんじゃなかろうか。


個人的な勝手なアイディアとして

ハイボールに強くボールキープ力もあり、FBの経験も十分にある遠藤をFBに回し

ロビンスはCTB、WTBを大畑とロアマヌ、または小野澤っていうのが

かなり魅力的なアタックを見せてくれそうなのだが。。。


アレジは当初の予想よりも回復は早く、誰もが奇跡の復活を望んでいる。

ただし現場としてはまだ走ることもできないようだ。

たとえ走れるようになったとしてもゲームフィットネスは戻るだろうか。

それを考えるとJKの言うように確率は10%ということになるのだろうか。

でもこの10%の奇跡が起きれば2勝は現実目標になると言っても過言ではないだろう。


現状では安藤がSO1番手。

残念ながら廣瀬は外れてしまった。

これで見えてきたのはやはりJKはキックを中心にできるだけ敵陣で戦い

確実に成長してきたDF力で耐え忍び

PGや一発のサインプレーで得点をもぎ取り接戦をものにする、

こんなイメージでW杯を戦い抜こうとしているのだろう。

もしかしたら華麗ではなく面白くないかもしれない。

でもここはJKを信じたい。


最後にSHでは追加召集の金が見事にメンバーに残った。

SHの球捌きはジャパンの生命線とされながら

少し過去のジャパンに比べて劣っていたように感じていたので

球の捌きが抜群の金の起用は面白そうだ。

体や気持ちの強さ、スピードも矢富に匹敵する。

初めての韓国籍ジャパンに期待したい。


なんだかBKのことばかりになってしまったところで

FLマーシュに代表資格がないというニュースを見た。

次回はFWのことを書こうかなと思います。





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大相撲名古屋場所


場所前から序盤戦は新横綱 白鵬の3場所連続優勝に注目が集まり

中盤から終盤にかけては関脇 琴光喜の大関昇進にスポットが当たった。

しかし終わってみれば朝青龍の圧勝という今場所だった。


これまでずっと一人横綱を張っていた朝青龍だが

白鵬に注目が集まることで、少しプレッシャーからも解放されたのではないか。

一人横綱の重圧の中20回の優勝を重ねてきた朝青龍にとって

これだけ注目が少なかった場所も久しぶりだったと思う。

一方で二場所連続で白鵬に優勝をさらわれ

一部ではもう朝青龍は峠を越えたなどという声も出ていて

忸怩たる思いもあっただろう。

これまで培ってきた強い精神力が、チャレンジャーの立場になったことで

一層の力を朝青龍に与えたように感じる。

もっとも「チャレンジャー」などと言われるのも迷惑な話かもしれないが。


朝青龍を見て気づかされたのは歴代の大横綱には共通する雰囲気があるということ。

簡単に言ってしまえば大横綱は決まってヒールであるように思う。

千代の富士も貴乃花もカリスマ的な人気もあり一見ベビーフェイスに思えるが

その眼光やふてぶてしいまでの態度、威圧感はヒールそのもの。

貴乃花が横綱になる以前の曙も、ベビーフェイス貴乃花に立ちはだかる

強大なヒールであった。


朝青龍もこれらの例に漏れず、あるいはそれ以上に史上最強のヒールを見事に演じている。

それくらいの精神的な強さがないと、やはり横綱は張れないということではないか。


白鵬もまたふてぶてしい面を持っている。

ゆえに横綱になれたのだと思う。

しかし今は朝青龍に対抗するベビーフェイスという役割を与えられてしまいそうで

しばらくは精神的に苦しい場所も続くかもしれない。


また今回大関昇進を確実なものとした琴光喜は

典型的な気は優しくて力持ち、というタイプ。

これぞ力士の鏡という感じで非常に好きではあるが

やはり抜群のセンスを持ちながらもこれまで大関に手が届かなかったのは

怪我もさることながら、その気の優しさ故かもしれない。

弟弟子の琴欧州も大関昇進までは早かったが

それからは可も不可もない成績が続いている。

見るからに人の好さそうな顔つきではないか。


そんな中千秋楽で琴光喜の優勝を砕いた稀勢の里には今後注目したい。

元々期待の若手力士ではあるが

千秋楽の一番では地元の歓声を浴びる好調琴光喜を豪快に破った後に

「完全にアウェーでしたね。でも(この雰囲気は)嫌いじゃない」

とまで言ってのけた。

取り口も強いが、この精神力とヒールとしての十分な素質はまさに横綱の器と見る。

三役に返り咲く来場所の躍進に大いに期待したい。


横綱も二人になり、新大関や期待の若手と

久々に相撲も盛り上がる話題が増えてきた。

やはり国技が面白くなければ、日本のスポーツは面白くない。

今後の相撲は楽しみである。



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今日は女子ゴルフの話。


宮里藍、横峯さくら以降次々と若手が台頭し

一時のブームを完全に超えて人気の定着した女子ゴルフ。

今シーズンは横峯、上田桃子らは毎試合上位に名を連ね

宮里も海外で善戦。

もはや有望な若手、ではなく第一人者として活躍している。


そんななかプロ2年目の有村智恵が2週連続でツアー2位に食い込んだ。

まだ19歳の有村は前回プレーオフで上田に屈し号泣。

19歳で善戦したという評価よりも悔しさを表に出していたのは

昨年の諸見里選手を髣髴させた。

そして迎えた今週のツアーでも最終日、最終組。

スコアを順調に伸ばし首位の張にプレッシャーをかける。

しかし張が終盤スコアを崩し、絶好のチャンスを迎えた最終ホールで痛恨のボギー。

今週もあと一歩のところで優勝はすり抜けていった。


それでも前週の結果がフロックでないことを証明するには十分だったこの試合。

前週と比べてウェアやキャップにスポンサーが多く付いている様に見受けられ

関係者からの評価や期待は高まる一方だろう。

来週以降賞金ランキング上位の上田や横峯は全英に出場のため

数週間国内ツアーを欠場。

鬼のいぬ間に…ではないが優勝へのチャンスが増すことは間違いない。

若き強豪ひしめく中また新たなヒロインの誕生に期待したい。




↓華やかに見えても当然その裏には血のにじむような努力があるものです。

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