勧善懲悪・・・とまではいかないにしてもそれに近いアンパンマンという子供向けのアニメ。

例外にもれず、ヒーローのパターンをそのまま踏襲して、一度ピンチになりその後巻き返してバイキンマンをやっつける様は典型的なヒーローものといわざるをえない。



アンパンマンには仲間がたくさんいて、いつもその仲間たちに助けられている。

バイキンマンは孤独に戦っていて、いつも負けてはいるが、今度こそはと驚くべきマシンを作ってはアンパンマンに挑む。


しかし、だ。これを現実の世界に当てはめてみる。

人脈をフルに利用して勝利を収めるアンパンマン。

一方、人脈はないがひたむきに野心を持ち、乗り越えようとするバイキンマン。

やはり、最初はリソースの豊富なアンパンマンが勝利する。



ところが、負け続けていると「なぜ負けるのか?」を考えるようになる。



自分には人脈が足りないのか?


それとも攻撃の準備が足りないのか?


戦略がまずいのか?



この結果、アンパンマンはいつかバイキンマンにやられる。


それはなぜか?

勝つまでバイキンマンはあきらめないからだ。



「あきらめない」


この心は大切だ。



受験にも当てはまる。



あきらめず、執拗にこだわり続け、合格にしがみつく。



そうすれば、勝利の女神はおのずから微笑んでくれる。


それは「受かるまであきらめない」からだ。



前編で話をしたように、excitingとexcitedの違いくらいは分かっていないと受験では話にならない。

この問題を解ける生徒は山ほどいる。

それではターゲット1900という単語帳にも載っている単語distressならどうか。

この単語を単純に「悩ませる」と覚えてはいないだろうか。

そしてそのままなんとなく「悩みなんだ~」と覚えてしまってはいけない。

この動詞も前編で出てきた「感情動詞」のグループに入る。

だから、distressingとdistressedの意味・用法まで類推することができなければいけない。これが応用という。

しかし、これがなかなか結びつかない。

ターゲット1900にも「distressは感情動詞のグループですよ~」と文法的な説明は一切ない。

このように、文法と語彙が自然と結びついたり、類推できる学生が伸びる学生なのです。

以下の問題が関学で出題されたことがある。



カッコ内に入るものはどれか。


(    ) enough for those with animals, these failure rates surely render unthinkable the notion of applying such treatment to humans.



1. Distress


2. Distressed


3. Distresses


4. Distressing



分詞構文であると分かれば、


( ) ~, S V ~. という簡単な形になっているということになる。


distressは感情動詞であるとグループ分けできていれば、these failure ratesが主語になるので、解答は4となる。




基礎と応用の垣根。

それは「習ったことAと、習ったことBが一見結びつかないようだが、それらを結びつける力」なのです。


「基礎を徹底することは非常に重要です」

「応用は基礎の積み重ねです」


このように言われます。

果たして、基礎を一生懸命やっている学生が、このことを聞いてもピンと来ません。

英語の法則はそんなに多くはありません。

結局は、単語が変わるだけなのです。


たとえば、分詞を勉強していると、感情系の動詞は「~させる」という他動詞だ、と習います。

excite 興奮させる
interest 興味を持たせる
surprise 驚かせる
bore 退屈にさせる
annoy イライラさせる

そして、これらの動詞は

Vingにすると「感情を持たせる」
Vppにすると「感情を持っている」

という意味の形容詞になると習います。

そこで、文法問題集で練習します。

The program on TV was very (    ) to me.
1 exciting     2 excited

もちろん1です。テレビの番組が感情を持ちませんからね。(擬人法なら別ですが)



後編につづく