梶尾真治さん原作。
キャラメルボックスで舞台化されている。

舞台も観ているし原作も読んでいるのでストーリーはわかっている。

で、映画はというと
観ていて安心できた。

原作や舞台と較べて大きく違うことは無かった。
だからストーリーを追うだけで手一杯ということはなくしっかりと観れた。

そのなかで一番違っていたのはクロノス・ジョウンターだった。
ずいぶんコンパクトになっていた。
舞台を観ているものからすると違和感を覚えるものだった。
クロノス・ジョウンターといったら大きなものというイメージがあったから意外だった。
とはいってもこの作品でのクロノス・ジョウンターの役割はあくまでも主人公の思いを叶えるための道具だからサイズを気にする必要もないか。

その主人公の思いだがその一途さは驚き感動した。
見返りを求めるものではない行動は自分の思いをもとに行動しているからとても強い。
端からみると無理だ、と思うことであっても、又、その結果想像もできない試練が待っていたとしてもそんなことは問題ではない。

誰にでもできることではない。
だから吹原の行動に感動する。

一人の人を思う強さを感じさせる作品だった。