ラッパ屋 第44回公演

『父の黒歴史』
紀伊國屋ホール
 
 
ちょっと変わった家族の物語でした。
そして、笑いあり、驚きあり、懐しさあり、暖かさありと盛りだくさんで、
そのうえ、ところどころ親近感を感じるような作品で楽しめました。
 
見終わって思ったのは父のことでした。
私の父は口がうまく、調子が良く、回りの人からとても好かれていました。
ただ、好きなことを好きなときに好きなだけやっていましたから
家族からするとわがままな父でした。
それでも、人に好かれる、ということは周りの人にとって魅力があったんでしょう。
 
そんな父を見て育ちましたから、
なんとなく、この作品の主人公に少し親近感を感じました。
もっとも、この作品の主人公のほうがかなりスケールが大きいと思います。
 
 
そんなスケールの大きな父親を中心とした家族ですが、
呆れながらも協力したり、
驚きながらも信用したり、と
家族の素晴らしさが伝わってきました。
 
 
この作品は28日(日)まで新宿の紀伊國屋ホールで上演されています。
よろしかったらどうぞ。
又、次回公演は来年6月になります。
ラッパ屋の公演がしばらく見られないのは寂しいという方もどうぞ(^^)