先日、方向音痴の母が渋谷へ一人で出かけた。
目的は、Bunkamura オーチャードホールで行われたル ヴェルヴェッツのコンサートを聴きに行くこと。

去年は私が付き添ったけど今年は都合が悪く母一人で行くことになった。

その為、母の為に、電車の時間を調べたり、駅での乗換を一覧にしたり、駅からの道順を印刷したりした。
そして、これらを一つ一つ説明した。

とはいえそれだけで不安は消えるものではなく当日は無事に着くのか心配だった。

ところがそんな心配は無用となった。

無事に着けた。
しかもこちらが想像したよりも早い時間で。

帰ってきた母は無事にたどり着けてコンサートも楽しめたことで満足していた。

その姿を見て最初の不安が消え、ようやく安堵した。

きっとこれからも今回のように場所や時間を調べて母に説明することがあるだろう。
そして、その度に心配することになるかも知れないけど、少しでも母の手助けになればいいし、満足した顔を見るのは格別だ。