『母と惑星について、および自転する女たちの記録』


パルコ劇場



母の影響を強く受けて育った3人の姉妹。

その姉妹が母の遺骨を持って旅をして母とは何だったのか、又、これからの自分を見つめる物語です。


出演者4人が役にぴったりでとても魅力的でした。

姉妹3人それぞれが母からの影響の受け方が違っていたけど、その違いを見事に表現していたと思います。

だから、きっと観客は3姉妹の誰かの言動に共感したり反感を持ったりと多くの感想が生まれるような作品だったと思います。


そして、母親役の斉藤由貴さんの存在感。

3人の姉妹に強い影響を与えるような言動。

それは終始一貫性があり力強さがありました。

その斉藤由貴さんが演じた母親にしても色々な感想が生まれてもおかしくないような強烈な印象が残りました。



出演者4人がとても魅力的で楽しい作品でした。


私がパルコ劇場で観る最後の作品となりました。

今までいくつもの素晴らしい作品と出会えた劇場が無くなるのはさみしいことです。

しかし、

最後にこのように素晴らしい作品に出会えて幸運でした。


パルコ劇場様、今までありがとうございました。