『二ツ星の料理人』
アメリカ映画にしては派手さや大げさなつくりではなかったな、と感じました。
そして、余白が多い作品とも感じました。
この余白が多いというのは、説明の足りないところを言います。
ただし、説明が足りない、というよりもわざと説明していないのかな?
何の説明が足りないかというと
主人公と昔の仲間や師匠の娘との関係、
昔の出来事、
ヒロインの生活環境。、等々。
ただ、これらは昔の事だからあえて触れなかったとも言えますね。
でも説明が足りないからといって決してつまらなかったわけではありません。
それが自然な感じがしてました。
前述の、派手さがない、と感じた理由のうちにストーリーの流れがあります。
起承転結に沿って物語が進んでいました。
王道です。
基本に沿った流れで新鮮味に欠ける点もあったけど、それでも見ていて飽きることはありませんでした。
安心感がありました。
もっとも、
その中で、ミシュランの場面は意外で驚きました。
まさかの展開でした。
それまでの意外性の少ない展開はこの時の為だったのか、と思えてきました(^O^)
そして、ラスト。
気持のいい終わり方でした。
この辺りもアメリカ映画っぽくないかな、って気がしました。
派手さが無い、って点ですね。
ただ、私にとってはこの終わり方、好みです(^-^)
楽しい作品でした(^O^)