『ポンコツ大学探検部』

ラッパ屋

紀伊國屋ホール

今回はオーディションを通過した4名も加わった事により話により厚みが増したような気がしました。

今までは同世代同士での話に一部別の世代の人が係るような感じでした。

ところが、今回は各世代ごとの話があり、その上で世代間の話が重なるようなつくりでした。

このつくりが話をどんどん膨らませていた気がします。

それと、OBと現役の意見の違いも面白いものでした。

OBは現役に夢を持つことを語り、現役は現実を見て意見をかえします。

OBは現実を感じているからこそ、夢の大切さを知っているのでしょうね。

現役は現実を実感していないから夢にあふれていてもいいと思うけど、現実的な人として描くことで夢の持つ素晴らしさを描いているのかな、と感じました。

今回の作品は、誰か一人を中心にして話が進んだわけではありません。

探検部に集まった皆、一人一人が主役だったと思います。

かといって話がぼんやりしていたわけではありませんでした。

濃い、内容でした。

ここまで一人一人のキャラがたった作品はあまりないんじゃないでしょうか。

それでいてまとまっていました。

本当に楽しい作品でした。

気持のいい時間を与えてくださってありがとうございました(^O^)