rakugoオルタナティブvol.10『柳家三三で北村薫。』
-<円紫さんと私>シリーズより
草月ホール
昨日(12/17)行ってきました。
三三さんの噺は一度聞いた事があります。
その時は「研ぎ澄まされたような感じの人だし、噺だな」と感じました。
その三三さんが優しい雰囲気の話を書く北村薫さんの作品、しかも女性が主人公の<円紫さんと私>シリーズをどのように話すのかとても興味がありました。
始まってからはその演出に驚き感動しました。
「空飛ぶ馬」を前編と後編に分け、その間に「三味線栗毛」を入れていました。
原作では話の途中で円紫師匠が「三味線栗毛」を話します、というようになっています。
但し、全部を載せる訳にいかないので簡略化されています。
その「三味線栗毛」を三三さんがやるわけです。
しかも原作を話すときと「三味線栗毛」をやるときは衣装をかえて会場の空気を変えていました。
原作を楽しむ事もできるし、落語を楽しむ事ができるし、とても得した気持ちになりました。
その上、「三味線栗毛」のオチは原作にあわせるだなんて心憎いものでした(^^)
話はほぼ原作どおりでした。
(もちろん、時間の関係で削った部分もありましたが)
今回の為に改めて読んだのでよくわかりました。
話を聞きながら思わずうなずいてしまいました(^^)
話の後は北村薫さんも舞台の上に上がって三三さんとトークを繰り広げていました。
面白い話を聞く事が出来、楽しい時間を過ごせました。
ところで、この<円紫さんと私>シリーズですが、来年の5月、6月、7月と3ヶ月連続で上演されるそうです。
三三さんのファンの方、<円紫さんと私>シリーズのファンの方、必見ですよ。
どうぞお見逃しなく。
私は行くつもりです。
楽しみです(^^♪