『かみさまの匂い』 東京マハロ 下北沢駅前劇場
古本屋の店主の治一郎は出来のいい弟と妹に劣等感を持っていた。
又、ある秘密を抱えていた。
治一郎のあきらめ具合がよく出ていたと思います。
出来のいい弟と妹をみて育ちそして、あきらめる事が身につき何かをやり遂げる事も無く人に褒められる事も無い、そんな姿が良く出ていました。
だから、友達との行動に対するはしゃぎ方も納得できるものでした。
ただ、周りの者への影響は計り知れないものでしたが。
悲しい話、になるのでしょうが立ち上がれ無いくらい、というものではありませんでした。
ところどころ、笑えるシーンもありました。
その中で特に笑えたのは武藤晃子さん演じるまちこ(治一郎の妹)の仕事に関するシーンでした。
読んでみたい、「感汗娘」(^^)
又、どこにでもある、わけでは無いのですがでもあるかもしれない、と思えるような話でした。
題材が特別なものではありませんでしたから。
オープニングのシーンはどういうシーンなのか最初わかりませんでした。
これは後でわかりますが、わかった時は思わず「そういうことか」と感心してしまいました。
これから観る人は遅刻しないようにしましょう(^^)
それにしても、
やっぱり武藤さんはいい!
大人っぽかったり、可愛かったり、くだけてみたり、シリアスになってみたり、目が離せません。
ということで、
次の出演作の『オーデュボンの祈り』も観に行く予定です。