満ちたり 欠けたり

劇団HOBO 『明日の幸福論』  テアトルBONBON


人の良い大人たちが出てくる芝居で心地良い時間を過ごせました。


長屋に住む人達が描かれていますが、それぞれの役柄に生活感があり、好感が持てました。


話の中で、嘘をついている人やある事を話せずに悩んでいる人が出来てます。

でもこの人達も誰かを騙そうとか傷つけようとかしたわけではなく思わずついてしまったものでそれにより本人達が一番苦しんでいる様子が切なく感じました。


又、そういった人達をなんとかしたい、と回りの人達が気をやむ姿に暖かさを感じました。


この芝居を観ていて落語の人情物を聞いているような感じもしました。

これは、喜三郎役の古川悦司さんの話し方による影響が大きいと思います。

テンポがいいし、表裏の無い人の良さそうな感じがよく出ていましたから(^^)


それと、先生(林和義さん)の奥さんの好子を演じた高橋由美子さんは綺麗でしっかり者で見事なおかみさんでした。

こういう人を奥さんにもらったら幸せだろうなと思います(^^)


今回、初めて劇団HOBOの芝居を見ましたが面白かったです。


次回は来年ということですが又見に行こうと思います(^^)