満ちたり 欠けたり

『十二人の怒れる男』 Bunkamuraシアターコクーン


男だけという事もあり重厚な作品でした。

そして、緊張感がありました。


一人一人がそれぞれの役を見事に演じていて、臨場感がありました。

見ているうちに、この陪審員ならあのような言動をしてもおかしく無い、と感じある人には好感を覚えある人には反感を抱いたり舞台上でのやり取りに引き込まれました。


今までに映画版や他の舞台版を見ていたのでストーリーはわかっていましたが、それでも新鮮味も緊張感もありそして興奮もしました。


舞台の回りを観客が取り囲むように配した事により役者一人一人の動きが伝わりやすくなったと思います。

又、通路や舞台脇といった舞台以外の部分を使用していましたがそれにより芝居に広がりを感じたし、メリハリが利いていたと思います。


何度も見て見たいと思えるような素晴らしい作品でした。