『パンドラの匣』
キャストがとても良かった。
中心の4人(染谷将太、川上未映子、仲里依紗、窪塚洋介)はもちろん他の人も作品に見事に解けあっていた。
その中で川上未映子は本職で無いのに違和感なく演じていてその上、ついつい目が行ってしまう位印象的だった。
結核の療養所が舞台で、死が身近にあるのに悲壮感が漂う事がなくむしろ明るい雰囲気で話が進んで行くのが意外だった。
もっと暗い雰囲気なのかと思っていたので良かった。
話の流れが落ち着いていて、そして懐かしいような感じが全体に漂っていて見ていて心地よいものだった。
4人のやりとりも気持ち良くて良質の恋愛作品と言えると思う。