母と掃除していた時の事、
父の生命保険を解約すると母が言った。
そして、
母:「このまま保険を掛けていてもあまり良い事無いし、お父さんには先妻の子供がいるんだけど相続の時に面倒だから」
私:「え?何?先妻の子供って。そういう人いるの?」
母:「あれ?言わなかった?」
父に離婚暦があるのは知っていた。
しかし、誰かに聞いたのではなくて偶然に知った事であるし、知っている事は誰にも話していない。
そういう状況でいきなり先妻の子供というのは唐突過ぎる。
父の離婚についてはいずれ両親が話すだろうと思っていた。
もしかすると父の葬儀の時に「実は・・・」というような事になるのかな、という事も考えていた。
ところが自分が思っている以上の話をこんなに簡単にあっけなく聞かされるなんて。
ショックだったわけではなくて母の言動に呆れてしまった。
たしかに今までもこっちが考えていなかったような秘密のような話を突然聞かされた事はあった。
でも、今回の話は今までの物と比べても飛びぬけた話だと思う。
それを簡単に話すなんて。
結局、そのまま掃除を続けたのでこの話の詳しい事は聞けなかった。
いずれ、私から改めて聞こうと思う。
それにしても、
こういう事があったという事は、もしかするとこの後も突飛も無い話を聞かされるかもしれないな、と思ってしまいます。