本日は、経済音痴の故に的外れな駄文で終わるだろうことをお断りします。
 日産の新社長人事が報じられ、後任の新社長はメキシコ人で、しかも現在の業績不振の責任を負うべき戦犯(?)の一人とも目されているので、カルロス・ゴーン氏の悪行・悲劇再来の予感さえする。
 解説記事を読むと、日産の取締役会の構成は12人中10人が社外或いは筆頭株主ルノー出身者で占められており、社長選任委員も全て社外メンバーであるらしい。取締役会は、ゴーン事件を契機に設立されたが、社外メンバーが大勢を占めるので経営に対する監督は独自の視線で行えるものの、どうも生産・販売の現場と乖離した存在と化しているらしい。取締役会が発議したホンダとの経営統合協議に対しても、経営側が統合の前提となる再建策を提示できずに不調に終わったのは、取締役会と経営陣の足並みが揃っていないことの象徴とされるとともに、著しくスピード感を欠く2階層統治の日産を業務提携では御しきれないと考えたホンダが吸収合併で統治の刷新まで図ろうとしたことが原因とされている。
 日産の針路が定まらない原因は2階層統治で、このシステムの温存・延長である今回の新体制発表も新鮮味に乏しく内外からは期待感は持てないとされているらしいが、果たして日産の立て直しや如何に。閑話休題・
 3月24日に自衛隊に「統合作戦司令部」が編成され、初代司令官には南雲空将(現統幕副長)が補されることも報じられた。これまで3自衛隊の統合運用は統幕議長が3自衛隊の幕僚長を介して行っていたので、3自衛隊を直接指揮できる統合作戦司令部の誕生によって、より迅速・効果的な部隊運用が期待できる。 
 3自衛隊の統合運用など簡単と思われる方もおられようが、発足以来70年、、それぞれ独自に進化した3自衛隊を一元指揮管理するのは容易ではない。まず、用語の統一、通信機能の統一、作戦思想の統一、重複機能の整理、人事管理、・・・。特にソフト面では数えきれないほどのハードルがある。多くの銀行を統合して誕生した「みずほ銀行」が、幾たびもシステム障害を起こしているのは、統合した銀行のシステムを統一しないまま無理やりに連結したために起きているとされる。今回の統合司令部誕生に当っては、よもや「みずほ方式」ではない通信等のソフト一元化が実現した上であって欲しいと願っている。
 昭和50年代、陸上自衛隊の無線交話訓練を観た記憶では、海自のそれとはまったくの別物であったことも記憶に蘇る。
 シスターシップ゚交換で知り合った一軍制であるカナダ駆逐艦の機関長からは、「カナダ軍では特殊な職種を除いて陸・空軍に出向するの当たり前。俺は特殊な職種であって出向する事なないが」と聞いたことがあるので、将来的には人的にも3自衛隊の垣根は無くなる若しくは低くなるのかも知れない。