日本人の得意な競技と言えば柔道、相撲、レスリングなどが挙げられる、特にレスリングと柔道はこれ無しだとメダル争いの上位に食い込めない程日本のメダル獲得に貢献しているといっても良い


何故これ程日本人が世界相手に勝てるのか、柔道は兎も角レスリングで、結論から言ってしまうと日本人は接近戦での攻防が強い人間が多く自分達に有利なルールで対戦している為勝ちやすいのである


5ポイント理論を分かりやすく説明します~4スタンス理論を本格的に理解しよう~ https://noumisoblog.com/5-point-method-main-subject/



①の写真を見ていただきたい4スタンス理論における身体のタイプを分けた画像になる、詳しく話すと長くなるので上の内容を読んでから読み進めてもらいたい

日本人はこの4つの中で全体の7割近くがB2タイプであり、残りの3割を他の3タイプが分ける構図となっている、4つのタイプのうち2つ

B1タイプとA2タイプはパラレルタイプと言われ背中をメインに使うタイプであり背負い投げなどの柔道の基本技において力殆ど入らずA2に至っては距離が近すぎて勝つことすらままならない、

その為柔道に参戦してくるのは基本的には

A1、B2、B1の3タイプとなる

Aタイプで伸転した時に力を発揮するA1、パラレル(背中)のB1に比べ B(収縮)クロスタイプ(胸)の

B2は近距離の攻防においてはめっぽう強く、近距離でMAXパワーを発揮しやすい

A1はB2と同じクロスタイプな為、視覚的に大きな違いは柔道においては現れずらい、その為日本人の目から見た柔道というのは


背負いを中心に王道な柔道をする(A1 B2 )

2つを足すと全体の8割


背負い投げが出来ず近い距離でも力が入らないのでレンジを稼ぐ為にひたすら奥襟、もしくは相手の肩から腕を回して腰を掴んで力ずくでぶん投げようとする変な外国人選手達+少数の日本人

※(日本のB1は外国人程リーチが長くなく力も足りないので内股で勝負する選手が多い)

(B1) 残りの2割 

もちろんB2の選手達でも奥襟や腰などは持つが試合中ほぼ100%に近い割合で身体の後ろ側しか持たない、掴まない選手達はほぼ間違いなくB1orA2である

それでは本題に移ろう







​ボクシングの教科書はB1タイプ 


ではボクシングという競技における教科書はどのタイプか、というとこの変な柔道をする連中、B1タイプの人間となる、正確にはドイツ、イタリア移民の白人B1とアフリカから連れてこられた黒人のB1達が共同で作り上げたアメリカのボクシングが概ね日本人がイメージするボクシングとなる



​格言通り戦ってはいけない 


ボクシングでは左を制するものは世界を制するやジャブは距離を測る為で本命はストレートなどと言われているがこれもアメリカ人の為の格言であって日本人の為の格言ではない、4タイプで最もレンジが短く遠距離でストレートを打つとスタミナの消耗が激しい上に肘が伸び始めた瞬間からパンチ力が著しく減少していき、背中を使ってパンチを打つと背中がちぎれそうになる日本のB2がジャブを距離を測る為に使ってしまうとそれこそ遠距離から滅多撃ちにされてしまう、身長やリーチも大事だかそれだけでレンジの長さが決まるわけではない



分かりやすい例をあげると辰吉対ウィラポンがその恒例となる

ウィラポン 身長160センチ リーチ169センチ

辰吉 身長164センチ リーチ178センチ

辰吉の方が上背、リーチ共に上回っていたが

中遠距離でウィラポンが圧倒、辰吉の接近戦は肘打ちやローブローで徹底的に回避し、完封勝ちしてみせた

最近だと井上尚弥A2対フルトンA1などもリーチと身長に劣る井上側がレンジで上回ってみせた例となる

レンジの長さの違いは

①背中が回転扉のように回転する事でレンジが伸びるパラレル(A2 B1)に対し背中が回転しないクロス(A1 B2)

②伸転した時に力がでるAタイプ 収縮した時に力が出るBタイプ

③より前傾姿勢からストレート等を打つ事が出来るAタイプ 打てないBタイプ↓


A2フロイドメイウェザー対A1ロバートゲレーロ↓




などによってレンジの長さに違いがでる、

また仮説ではあるが体感的にAタイプの方が肩の可動域が広くよく動くように思うのでそこでもレンジに差がついている可能性が考えられる

その為基本的なレンジの差はA2<<B1=A1<<B2

となる、ただし日本人の周りには殆どB2しかいない為日本のB2が自身のレンジの短さに気づく事は基本的には無い



​日本人はまずは接近戦で勝負すべし 


この為日本人がまず海外選手と戦うときボクシングにおいて意識する事はいかに接近戦に持ち込むか、もしくは遠距離が得意なタイプだと錯覚させて接近戦に持ち込むか、の2つが主な方向性となる、ただしここで更に日本人B2に不利な要素が入ってくる、デカくてフワフワのボクシンググローブである、次回は何故ボクシングのグローブがUFCなどのオープンフィンガーグローブに対して不自然に大きいのか?という内容を書いていきたい