この間の八ヶ岳で・・・・・・・僕は恐るべきマンガに遭遇した。
その名も・・・・・・・・・・・・
氷壁の達人・・・・・!!!!
山小屋である赤岳鉱泉で、偶然にこの一冊を見つけた瞬間、電撃に撃たれたような衝撃を受けた。
赤岳鉱泉の山小屋は標高約2,600mの高所に位置する。
ゆえに僕はその時、当然のようにいつもの高度障害に苦しんでいた・・・・!!
頭が割れるかと思うくらいの強烈な頭痛に苦しみながらも、僕はその漫画のページをめくる手を、止める事ができなかった。
舞台は昭和・・・・まだ国内に未踏の氷壁が残されており、それらの初登を目指して日本国内の多くの山岳会が凄まじい競争を繰り広げていた。この漫画は、そんな時代に生きたクライマーの小西さんを描いた物語である。
とにかく登場人物全員のクライミングにかける情熱が凄まじい。
普段はバリバリと仕事をこなしているサラリーマン達が、危険度の高い壁にガンガン挑んで行き、そして次々と命を落とす。
「重い。。。。。重すぎる。」読み終わった後、僕はしばらく呆然としてしまった。
「 なんでや・・・・なんでそこまでして登るんや・・・。 」
自分もこうして山にやってきているが、同じ山でも、ただの旅人である自分と、登山家である彼らの求めているものがあまりにも違い過ぎる。自分はこれほどのものを、山に求めたことは無い。
人の数だけ、登山の形があるとするならば・・・・・・・
申し訳ないけれど自分の登山は、言ってしまえば、「ゆるふわ」だ。
ゆるふわを求める自分が、間違っても、あちら側の世界に興味を示してはならない。
方向性を見失わないために・・・・・・・まずはブログ名を変更する必要があるだろう。
新しいブログ名・・・・・
「 ゆるふわアウトドアライフ♪ 」へと・・・・!!
そして僕は下山後に茅野駅で・・・・・・・再び衝撃的な一冊と出会う事となる。
女子高生達が繰り広げる、ゆるふわ登山ストーリー・・・・・・・・・
「 ヤマノススメ 」
ゆ、ゆるい・・・・・!!
何だ・・・・・・・
何だこの、「氷壁の達人」との温度差は・・・!!!(笑)
厳冬期カナダの後に灼熱のデスバレーを旅した関口君の、気温差100度の冒険にも匹敵するほどの温度差・・・!
そして僕は、やはり自分が求めるものは、この「 ヤマノススメ 」に近いものであると痛感し、ゆるふわアウトドアライフを全身全霊で全うする事を決意したのであった・・・・!!!