今朝の朝ドラ「花子とアン」
あまりに辛い、、、あまりに悲しい。。。だから怒りに。。。
子どもを亡くした深い悲しみは、怒りになって、誰かに向かっていく時があります。
あまりに辛い現実を受け入れられないために、かといってどこかに心を向けていかないとどうしようもないこともあって。
交通事故、医療事故、さまざまな状況で、恨む相手がいる親御さんもたくさんです。
みつほは恨む相手を残さずに逝きましたけど、、、そんな場合は、怒りの矛先はまず自分へ向きます。
私は私の体験したことしか実感できないけれど、ほんの少しでも思いを馳せる、思いを寄せることができればと、思います。
戦争、、、だれを恨む?。。。国?!、、、購えなかった自分?。。。加担していたと感じた相手?。。。その相手の心の声は届かない、、、
「国に、天皇に、戦争に、命を捧げよというために産み育てたのではない」
魂の奥底から出る悲痛な叫びさえ「悪」と言われた時代。。。
絶対に行かせない、離さない、どんなことがあっても。。。そう思うのが非国民だった時代。。。
でも、誰しも、そう思うでしょう。。。
マスコミが1つの方向の情報しか流さなくなることが、いかに不自然で、いかに人間を狂わせていくか。。。
憲兵であった花子の兄、、、それが家族を守る道だと信じて忠実に勤めを果たしていた。
学校の先生たちは、、、墨の塗られた教科書でしか教えられない、ゆがんだ視点を作ることを感じていたとしても。
国という大きな力の前にできることは、、、過去の苦しみを今に活かすことは、、、私自身のできることは、、、なんでしょう。
ずっと以前の日記に書いたことがありますが、私は毎年7月下旬に地元の生涯学習センターで開かれる「戦争体験を語り継ぐ集い」に関わっています。
みつほがまだ中学生?の頃からの関わりなので、もう15年以上になりますね。(今、記録を見ていて驚いてます笑)
私の役目は司会進行です。
みつほを見送った年も無謀にも断らずに引き受けてしまいました。。。後で激しく後悔しましたが。
でも、今となっては、辛くないとは言いませんが、命の大切さを伝える場として、私なりの思いで関わっていることに感謝しています。
センターの主催事業なのですが、長年の間(今年26回目=26年)にいろいろな変化もあり、今は「戦争体験を語り継ぐ会」というグループを作って携わっています。
前回アップした このプレゼントは、初回から信念を持って中心になり続けてくださっている方へ、皆さんからの感謝の気持ちだったのです。
11日、集いの反省会にてお渡ししました。
奇しくも、アメリカ同時多発テロの日であり、東日本大震災に関わる日でもありました。
とっても喜んでくださり、感謝とこれからものお願いを込めていますが、皆さんの笑顔に囲まれ、命をつないでいてくださったことに感謝いっぱいでした。
その方のお話しです。
どこの国でも、資本主義でも共産主義でも全体主義はある。
日本の戦時中の全体主義は、こうだった。
天皇のためお国のために命をささげる。天皇は神である。
息子の命は喜んでお国に差し出す。息子が戦死しても「お国のためによく頑張った」と喜んで迎える。
靖国へ祀られ神になったと喜んで迎える。。。(そんな馬鹿な)
そして、雨戸を閉めて、声を出さずに泣く。。。。。
決して悲しんではならない。。。。。(ということなのか。)
天皇陛下の悪口なんてとんでもない。
ところが、ある国ではこうだった。
「命を落とすくらいなら逃げて帰ってこい。いつでも母が隠して守ってやる。」と母親たちは言う。
日本でいう天皇の立場の人の悪口も、兵隊たちは言葉にする、みんなそうする、と。
日本はひとり一人の命が軽んじられている国だと感じたと。。。。。
今、その頃の戦争への向かうようなきな臭さをとても感じると。
私は、お話しを聞いているうちに、胸がむかむかするし、心臓ばくばくするし、でした。
このところ、自分のマイナス感情に触れて感じることが開いてきているせいか、先日の歯医者さんでも「こんなに怖かったんだぁ」と感じながら大口開けていましたが^^;
話がそれました。。。
集いでは体験された皆さんのお話しをお聞きします。
何度もお話しされる方は、毎年、順々にご自身の深いところから話をされるようになられています。
聴いていると、心がずきずき痛みます。
それでも、その場にいて、関わらせていただける感謝も、同じ心で感じています。
やっぱり、命って大切ですから。。。 魂の存在を信じていることと、この世の命あって関わりあうことは体感が違うから。。。
肉体を持って生きている身には、その体感が必要なのだから。。。
そして、逝く人には、、、今世必要だったたくさんの経験をされて逝かれるのだから、、、お疲れ様でした、と。
戦争、、、国が守るのは国民の命、、、命を投げ出すのが最良。。。と、二度と教える国であって欲しくない、、、そう思います。
この世に未だ思いを強く残されている御霊に愛と感謝の光を。
本来帰るところ光の世界へお進みください
たくさんの怒りが祈りへ変わる日がきますように。
読んでくださってありがとうございました。