定期的に施術を受けていた女性の患者さんから、急に関節リウマチになったと報告を受けました。先日、病院で診断されたとのこと。

 前回の施術時は、症状はなく、リウマチ特有の「病の気」も感じなかったのです。

 そこで、詳しく話を伺うと、お子さんのPTAの関係で、関節リウマチを持った女性と電話で話した後に、関節などが痛み出す症状が出てきて、病院に行ったことが分かりました。

 病気の人の「病の気」の影響を受けたのかもしれないと思いました。施術をすると、症状は比較的容易に良くなりました。まだ発症して時間もあまり経っていないことと、服薬治療がまだ始まっていない、とのことでしたので、このまま良い状態が続くなら、薬の治療はしばらく待って、施術や練習をしながら様子をみたらどうだろうか、とアドバイスをしました。

 しばらくすると、症状は出なくなり、医学的にも関節リウマチは改善したことを伝えられました。

 

 以前、癌になった患者さんの出張施術時に経緯を伺いました。ある時期から、そんなに親しくもないのに、近所の癌患者さんのことが頭から離れなくなった。それから、しばらくして自分が癌を発症してしまった、ということでした。

 私の父は、親友が癌になったという知らせを受けてから、しばらくして膀胱癌を発症しました。また、闘病中、電話などで親戚や知人のご不幸や病気の知らせが入ると、そのたびに、膀胱癌の症状である血尿がひどくなったものでした。

 活動的で、面倒見の良い叔母は、癌患者の知人のお世話をしているうちに、自身も癌を発症してしまいました。

 癌は、遺伝による病気と言われることがありますが、よく調べてみると、遺伝的にはつながっていないはずの夫婦が立て続けに発症したり、患者さんを助けるために、日々努力してくださっている専門医が発症してしまうことも多いと聞きます。そこには、何らかの影響があったのではないでしょうか?

 それまで健康だったのに、困っている人を助けるためと、化学物質過敏症や電磁波過敏症のことを学んでいるうちに、自分が発症してしまったという方のインタビューをしたことがあります。

 これらは精神的な影響、心因性による病気なのでしょうか?

 「病の気」の影響か、精神的な影響かを見極めるのは難しいでしょう。そうでなくても、病気になる原因は多岐にわたっています。発症には、その時の本人の体調や疲労、体力や抵抗力が低下が大きく影響します。感染や毒などの刺激物、天候や栄養失調、習慣や環境、精神的な側面など様々な要因が影響します。

 これまでの症例をみると「病の気」の影響の可能性があることを知っていただき、疲れている時、体調が良くない時ほど、気をつけていただきたいと考えます。