パリ警視庁の特殊捜査チームのリーダーであるセルジュ。
経験豊富でタフな老練の刑事だ。
セルジュ率いるチームの面々もタフで個性派がそろっている。
皆セルジュをリーダーとして尊敬している。
宝石店で強盗殺人事件が発生した。
犯人はその手口からアルミン・カスペールが首謀者とにらむセルジュ。
セルジュとカスペールは長年の因縁の関係だ。
セルジュは強引な手段でカスペールとその一味を逮捕し、
宝石店の一件の自白を迫る。
しかし確たる証拠はなく、
カスペールたちはしらを切りとおす。
そして警察のことを、横暴で思い上がった連中たちと蔑む。
結局、証拠はなく自白も得られず、一味は釈放されてしまう。
セルジュは引退を望んでいる老年の情報屋から
デダリス銀行が狙われている話を聞く。
デダリス銀行は、アラブやロシアの富豪たちが汚れた金を
ロンダリングする銀行として知られている。
新しく署長になったベッカーは、セルジュのチームを、
カスペールの逮捕失敗を理由にしてしばらく捜査から外すことにする。
そんな時、宝石店が推し割れたという情報が警察に入る。
ベッカーと捜査官たちが現場へ急行する。
その間、犯人たちの本当の狙いはデダリス銀行だ
ということに気が付くセルジュとそのチーム。
セルジュはメンバーを引き連れて、
署長の許可を得ないでデダリス銀行へ急行する。
宝石店襲撃は、
偽の情報で、
店に入ったデッカーたちは呆然としている。
一方、デダリス銀行へ向かったセルジュたちは出てきた強盗犯たちと
銃撃戦へと展開していく。
犯人たちを追い詰めていく中で、
悲劇が発生する。
セルジュは窮地に追い込まれていく。
ジャン・レノは基本的にアクション俳優
であることを認識させてくれる作品。
男くささがむんむんしている。
小品だがテンポよく進むアクションに退屈はしない。
お勧め度
★★★☆☆
監督 バンジャマン・ロシェ
セルジュ(ジャン・レノ)
ニールズ(アルバン・ルノワール)
マルゴー(カテリーナ・ムリーノ)
ベッカー(ティエリー・ヌーヴィック)署長
フランス、イギリス/2015年