ニューヨーク周辺では、少し北に行くと、
もみあげと黒帽子を身に着けた人々に普通に出会えます。
彼らはたいていスリムで、
表情は控えめで、
必要な買い物を済ませて静かに帰っていきます。
さて、その昔、イスラエルにダニエルという青年がいました。
彼は10日間野菜と水だけを食べていたという記録があります。その記録はこうです。
彼は、ネブカドネツァル王の宮廷で、
容姿が美しく、知識と理解力に富んだ少年たちが
カルデア人の言葉と文書を学ぶために選ばれました。
ダニエルは、
「わたしたちを十日間試してください。その間、食べる物は野菜だけ、飲む物は水だけにさせてください」と世話係に頼みました。世話係はこの願いを聞き入れ、十日間彼らを試しました。
その結果、ダニエルたちは宮廷の食べ物を受けている他の少年よりも健康でした。
それ以降、世話係は彼らに肉類と酒を与えず、野菜だけを提供することにしました。
このエピソードから「ダニエル断食」という言葉が生まれました。
ちなみに、この時ダニエルは捕虜として他国に連れて行かれ、名前も自国の言葉も取り上げられた時の出来事です。
ユダヤ人の歴史を思い起こす重要な瞬間であり、
神様との親密な関係を築くための断食の一例でもあります。
このことは西暦前618年から536年ごろまでの期間の出来事と言われています。
良い一日を!