健康医療のブログ

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今回は食育と生活習慣病の関係を考えてみたいと思いますにひひ






日本の食育環境は十分なものではありません。







今回は日本とイタリアの食育環境を比較してみます音譜







食育環境の現状。








それはファーストフードの店舗数に比例していると言えます。








マクドナルドで見てみると、日本は約3600店舗、イタリアは約390店舗。







イタリアは国土面積でいったら日本とほぼ同じですが、人口は日本の半分。







しかし、日本のマクドナルドの店舗数はイタリアの10倍近くあります。








ここから何が読み取れるかというと、「食への関心度」が表されていると思います。









イタリアの食育は「家庭」「自治体」「学校」が三位一体となって食についての教育を実施しています。





「学校」で見ると、日本の一人当たりの給食費200円~と、イタリア(200円程度)と差ほど大差はありませんが、大きく違いがあるのが食べ物に対しての取り組み方です。







イタリアは幼少期から本物の食べ物(パスタなど)をママゴトの道具として提供します。







日本的視点から見たら、「食べ物を粗末にするな!!」と怒られそうですが、パスタの色、形、ニオイなど、リアルなものであるからこそ大切に扱わせることを目的としています。





イタリアの教育方法は、この食だけではなく、様々な教育分野でモノの根本を理解させるという形式をとっています。







五感すべてを使った教育形式で、幼少期の頃から様々な食物の名称を覚え、その役割を理解させているのです。







また、イタリアは学校給食という形式はありますが、すべての子供がそれを利用しなくてもよい環境にあります。







家庭で食べさせたい親は、お昼には一緒に家で食べる時間もあります。







日本の学校給食の平均時間は、平均30分なのに対し、イタリアは1時間です。








また、イタリアの学校給食は食券をあらかじめ購入しないと利用できない形式になっているので、日本のような給食費未払いのような状況もありません。








さらに、イタリアの学校給食は前菜→メイン→デザートといった具合にレストランと同じような提供のされ方をします。







最初に野菜を食べて、メインを食べ、最後にデザートという健康にとても良い食事の流れを子供の頃から習慣づけているのです。
もちろん家庭でも同じことが行われています。





最初に野菜を食べること(特に生野菜)は良く噛むことで満腹中枢を刺激し、食べ過ぎ防止に役立ち、食事による血糖値の上昇も緩やかにし、炭水化物や油などによる酸化からも守ります。






前人の人たちはこの「前菜」→「メイン」という食事の順番がカラダにいいことを知っていたのです。




日本の学校給食の場合は栄養管理はされています。しかし、学校給食だけがそのような環境でも、結局、家庭で出されている食事、親がそのような意識と知識を持ち合わせていなければ食育にはなりません。





なぜ野菜を食べなければいけないのか、なぜ肉ばかりではいけないのか、なぜこの油は良くないのかという食に関しての教育は日本の義務教育過程では学べる場がありません。






美味しい・しょっぱい・沢山食べたいという欲求だけで幼少期を過ごしていると、ファーストフードやインスタント食品など、何も気にせず自分の食欲のままに食べている人間がどんどん増えていくのは目に見えています。







そういう食育の背景の違いが、このマクドナルドの店舗数が表しているのではないでしょうか。







日本の食品油の3/4が「トランス脂肪酸」と呼ばれるものが使われています。
これはその名の通り、狂った脂肪酸で、本来ネズミもゴキブリも食べない悪魔の油です。
国によっては規制の対象にもなっています。






一方イタリアで有名なオリーブ油は不飽和脂肪酸に分類され、酸化しにくいカラダに良い油です。










イタリアでは地域の差はあれど、観光地以外の地域ではこういったファーストフードは好まれません。








それはまさに「本当に美味しい食事」「カラダに良い食事」の理由を知っているからです。








便利で安価で美味しいものには、それなりのリスクがあることを日本人は知りませんし、知る場所もありません。








誰も教えてくれないのです。









私たちのカラダを作っているのは、私たちが毎日食べているものに他ありません。








ちょっと面白い動画があったのでご紹介します。
イギリスとイタリアの食育の比較を取材しています。本国イギリスでは大きな反響があったようです。




イギリスは食育が酷いと有名ですが、なんと学校給食費用は1人1食あたり80円!!






うまい棒8本って汗汗あせる15歳でネギを知らないイギリスの子供がいるのもうなずけますダウンあせる












このジェイミー・オリバーというイギリス人の料理番組も面白いのでぜひ音譜※カナリ高カロリーですあせる






次回はイタリアでの「家庭」「自治体」「学校」の連携した食育方法に迫ってみたいと思います音譜