トレラン界を渦巻く状況。 | けんけんさんのインチキ体験談。

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※ここに綴られているのは全て個人の感想です。


スノーボーダー岡本圭司 事故で下半身麻痺 撮影中転落し脊椎損傷
(Yahoo!ニュースより)

日光サーキットでの事故(個人のブログから)

ネットをうろうろしていて上記の話を見ました。
>>ドリフトの上級者だったのですが1コーナー進入ミスでフェイント失敗、
>>ウォールに乗り上げてそのまま宙を舞い横転。
(中略)
>>同乗者は横転の衝撃で、瀕死(略)運がよくても今後は車椅子生活、
>>悪ければ、全身麻痺で一生、寝たきりでしょう。


岡本氏はプロ、ドライバーは上級者。
いくら速くても、いくら上級者でもミスは起こる。
そのことはけっして忘れては行けないと思いました。
ま、あたしもケガしちゃってますけどね。
いくら気をつけても事故やケガというのは起こるんです。
だから、上級者やプロを名乗る人が「自分は上級者なので大丈夫!」みたいな事は
けっして言って欲しくないのです。

で、本題。
トレラン大会、国立公園では開催困難に 環境省が指針(朝日新聞より)
中身を見て頂ければわかるんですが、本文中にそのような記述はなかったりするので、
明らかにミスリード記事だったりします。
環境省の方もそういった見解は出しておりません。
環境省「国立公園内におけるトレイルランニング大会等の取扱い(概要)」説明会(グランノートより)
こちらはテレビで以前放送された内容ですが、
急激な人気!! 山道を走るトレイルランニング ルールは必要か?(TBSより)
>>山は安全の為に走ってはいけないと思っている登山者と、
>>走って自然を感じたいというランナー。同じフィールドでどのように共存できるのか、
>>今後を期待したいと思います。

とそれっぽく締めてはおりますが、番組内容としては完全に「トレランは悪!」という
目線で作られており、出演者の人が「言いたいことと違う!」と激怒しておりました。
ま、それは本題からずれるのでいいんですが。

登山とトレランの関係ってスキーとスノボの関係に似てると思ってたんですよ。
でも、ちょっと違かったんですね。
スキースノボは結局スキー連盟で管理されてるんです。
トレラン業界は陸上連盟、山岳協会、自然保護団体、その他団体等。
全てを統括してくれるような団体を作るのは至難の業だと思います。
意見の統合というのは非常に難しいでしょうね。
トレランが山の新参者として扱われている部分、政治的実力者のいない部分、
そして、陸上の真の実力者がいない部分。
中にいる人は気づかないかもしれませんが、外から見てしまえばこれが現状です。
興味がない人に向けてはあの見出しだけで世論を作る上では十分なんです。

ま、しばらくはガマンして地道に実績を作るしかないでしょう。
(簡単に壊される可能性も高いですが)
そのためには最初の記事のような事があってはダメなんですよ。
そうなればマスコミさんのかっこうの餌食ですから。

トレラン受難の数年になりそうな気がします。
この記事からちょうど1年経過しました。
数年で済むかな?という気持ちも出て来ました。
トレランの普及があと10年早ければこうはならなかったのかもしれませんね。