仲間から、
体温を37.0℃まであげたいんですけど何かいい方法はありますか?
という質問を受けた。
いろいろとやり方はあるけれど、すこしまとめてみようと思う。
第1段階
まずは筋力。
筋の動きによって血流は促進され、筋の量が多くなると体温が高くなりやすくなる。
西洋医学的にはそんなところ。
東洋医学的に考える。
東洋医学では、人体の構成は気・血・津液となる。
気はカラダのエネルギーと考え、血や津液の材料にもなるともいわれる。
カラダの中にそれらが足りなくなれば虚となり、過剰であれば実と表現される。
さて、東洋医学では、カラダの状態として、寒と熱と表現する状態がある。
寒は陰>陽
熱は陽>陰
の状態だ。
これは絶対値でも相対値でも上記の関係であればそう表現される。
また気・血・津液の巡りが悪くなれば代謝が悪くなったり、陰陽のバランスが崩れる。
また、食事にも注意が必要だ。
食材や調理法によっては体を冷やす方向に持っていくものがある。
夏野菜はカラダの余分な熱を取ってくれるが、基本的に生野菜と言うものは、食べ過ぎるとカラダを過剰に冷やしてしまう。
女性がダイエットでサラダばかり食べてカロリー制限していてもなかなか体重が落ちてこないのは、運動をしないこともそうだが、食材によって体を冷やしてしまい、基礎代謝を落としてしまっているからだ。
さらに冷え症も進行してしまうのもやっかい。
ここまでをまとめると、基礎体温を上げるには、食事で体を冷やしすぎないようにし、筋の量を増やし、気・血・津液のめぐりを良い状態にして陰陽のバランスを整えることが最初の条件となる。
ここまできたら次の段階。
第2段階
次に行うのは、筋肉の状態を良くすること。
筋肉に余計な力が入っていると、気・血・津液の循環を阻害する。
通るための道が狭くなってしまうのだ。
筋肉の固さをとっていくことで、その道を可能な限り良好な状態にすることが必要となる。
マッサージや交代浴、ストレッチ等でカラダの無駄なゆがみを取り除いていく。
アライメントをしっかりと整えるのだ。
筋の状態がよくなってもアライメントに崩れがあれば、筋の状態は緊張状態に戻りやすくなってしまう。
そして、内臓の疲れをとることも大切となる。
内臓の疲れは、暴飲暴食や添加物の多い食事によって、消化吸収、肝臓での解毒、腎臓での代謝再吸収に余計な負担がかかり、それによって関節や筋、膜に緊張を引き起こす。
そこからは呼吸が浅くなってガス交換網膜いかなくなってしまうため少しずつ酸性に偏る。
そのため、食事はエネルギーを産生してくれるもの、解毒を促通するもの、内蔵機能を助けるものを中心に取ること。
最近は糖質制限と称して、制限どころか絶っている人もいるが、絶ってしまうと気の材料がなくなってしまうため、一気に冷えに傾く。
大切なのは過剰にとらないことである。
量は少しでも、内臓が適切に消化吸収してくれれば一食あたりに摂る糖質の量は少なくてすむ。
基本はよく咀嚼することだ。
第2段階をまとめると
筋の状態を良くしていき、さらに筋膜の状態を良くしアライメントを整えていく。
食事に気をつけ、過剰に摂りすぎないこと。
上記2つの効果によってカラダの外からも中からも内臓の状態を良くしていく。
ここから第3段階
第3段階
ここまできたら、すでにそれなりに体温は上がってきているはず。
さらに挙げるための方法はここから。
体温をさらに上げるために必要な考え方は、
気の容量を増やし、気の総量を増やし、
血の状態をきれいな状態に保ち、
津液の状態を良くして代謝もあげる。
ここに着目する。
上記三つのうちに最も重要なのは気の部分だ。
だが、ただ気の量を増やそうと食事に気をつけても、そもそもカラダの中に蓄えられたり、めぐらせることができる総量が少なければ意味がない。
容量と総量が増えることで適切なタイミングで血や津液をつくり代謝することが可能となる。
血も汚れてしまっていれば、細胞に必要な栄養を適切なタイミングで適切な量を届けることができないため、良好な状態にしておく必要がある。
津液も血と同様。
では、容量をあげるのはどうすればよいか、それは
器を大きくし、道を広げること。
これに尽きる。
気を蓄えるとされるのは、東洋医学では腎にあたるが、それだけでなく、身体意識にも蓄えられると私は考えている。
それができるからこそ、丹田ができている人間は貫禄が出たりするのだろう。
それぞれの身体意識には気を蓄える、貯めるための器があると考えている。
その器を大きくすることが容量を増やす方法の1つとなる。
道を広げると言うのはそのままの意味で、気・血・津液が全身をめぐる際に通る道を広げることで、一度に体中を巡ることができる気・血・津液の総量を増やしてしまうのだ。
さて、方法だが、これはヨガやピラティス、または軸トレーニングが有効となる。
カラダの柔軟性、カラダのゆるみ、これが道を広げる。
さらには、適切に行っていくことで、身体意識も作られ、それらの容量も大きくなっていく。
内臓の状態はいいためこの時点で内臓にためておける容量も増えているはずだ。
ここにきたら第4段階に移る。
第4段階
第4段階では、気のコントロールを行う。
方法としては、簡単に説明するとハンターハンターのレンと凝だ。
カラダからは気が常に出ており、ある意味垂れ流しの状態になっている。
この垂れ流し状態をとめて、体の周囲にとどめられるようにするのだ。
やり方は、まず自身の体と外界との境を認識すること。
自分の全身の皮膚を感じることからはじめる。
これは坐位でも、立位でも、臥位でもいい。
どんな姿勢でもかまわない。
私は背臥位の解剖学的肢位でおこなっている。
人体の設計上一番余計な感覚入力が入りにくいことが理由だ。
だが、私にとってはその姿勢でも、この記事を見ている方にとっては違う姿勢のほうがよい場合がある。
さまざまな姿勢を試してみるとよいだろう。
さて、外界を身体の境を認識できるようになると、身体から数mm~数cmの範囲で何かモヤモヤとしたものを感じることができるようになっていると思う。
私の認識では、それが気(エネルギー)だ。
カラダをまとっている気はそのどこかから流れを作っており、その流れの先からカラダから離れて薄くなっていく。
その離れて薄くなってしまっている状態を引き戻してカラダからはなれないようにする。
それは意識することで少しずつできるようになる。
これがレンだ。
次に凝。
カラダから気を離さずにいられるようになったら、次は体の中心から手や足にその気を移動させることに意識を向ける。
すると、集めている部位は少しずつ温かくなっていく。
温かくなってきていればうまく移動できていると考えてよい。
最初は少ししか移動させることができないが、練習することで一度に移動できる気の量や、総量が増えていく。
移動させる量が増えると言うのも、道が大きくなければ効果が弱くなってしまうため、先に道を広げておく必要がある。
その二つができるようになったら、気の凝縮の作業に移る。
気の凝縮は、方法としては、身体意識や内臓に凝で気を集め、集めたものを圧縮して密度を上げるものだ。
これも、自分が一番やりやすい姿勢と内臓や身体意識を探していくと良い。
得意な器で行うことが一番練習としていい環境となる。
私のイメージでは野球ボール大の大きさのものをゴルフボールまたはピンポン玉大に圧縮していくイメージでやっている。
これらの方法は内気功、外気功に当てはまるかもしれない。
私自身がしっかりとそれらを学んでいないため、断言はできない。
だが、そのようなものと解釈している。
外気功に関しては、レンの状態から、目標物に対して気をのばすか、放出するかだと思っている。
よく患者とシンクロするという言葉を聴くが、それは外気功で相手のカラダに自分の気をのばして包むことで、相手の状態を把握したり、操作できるのだと考えている。
話がそれてしまった。話を戻す。
圧縮までおこなえるようになったら最終段階に移る。
最終段階
最後は気の総量をさまざまな方法で増やしていく。
方法は食事と、そして外からの気の産生だ。
食事は気を増やすのは補気の食材を基本にとっていく。
食事の基本は玄米
一気に補気をしたい場合にはやまいもがおすすめとなる。
血も含めてつくっていきたい時には
ぶりや蛸、たらがおすすめ。
良質な油は必要
ナッツ類は気ではなく血を補充してくれるため、血の状態が悪い場合にはおすすめとなる。
食事に関してはどの食材が良いかと言い始めるとキリがないので、今回は割愛させていただく、情報が欲しい方はわたしに直接連絡を。
そとからの気の産生は、よい環境なのはパワースポットと言われる場所。
1つは昔からある神社。
特に本社と言われる各神社の大本に行くのが良い。
神社は地脈や風水などの観点からエネルギーが集まっているところに立てられる。そのため日本では、大きな神社ほど土地のエネルギーが集まる場所と言える。
寺社もパワースポットとされる場所があるが、それは土地のエネルギーなのではなく、そこに代々所属して修行をした僧たちのエネルギーや説教やお経などに宿った言葉の力が貯まっている場所なので、時間や時期によってもエネルギーの総量が違っていたり、または邪気が貯まってしまっていて逆効果になる場合も考えられるため、避けたほうが良いと私は考えている。
神社以外には自然の位置エネルギーが高い場所が良いとも考えている。
1つは大きな滝。水は濁をながし、落ちてきている水はそれだけで力を持つ。
そのため、水がきれいな大きな滝の近くは、良いパワースポットとなる。
それらのエネルギーをどうやって受け取り、産生にあてるのか。
1つは呼吸
ただ深呼吸するのではなく、肺から、肌から空気を取り込み、そこに含まれるエネルギーや気をカラダに取り入れる意識や気の操作を行う。
これをしないとあまり効果はない。
2つ目は自然にふれる。
神社であればそのご神木に手をあてて、その気のなかから気を取り込む。
手は左手が良い。
右手は基本的に放出する手のため、取り込むのにはあまりむいてはいない。
そのため左手がおすすめ。
次の方法は裸足で土や水に触れる。
その土地の土から自分の足を根としてエネルギーをもらうのだ。
これはカラダに溜まってしまった電磁波を流す目的でも有効となるため、それだけのためにおこなってもよいが、どうせなら土地からエネルギーをもらったほうが一石二鳥でお得だろう。
これも意識やイメージから取り込みを開始する。
最初は取り込める量も少ないが、これも鍛錬することで量を増やすことができる。
取り込んでいるときにカラダを動かしたくなる場合がある。
この場合には、その感情に任せてゆっくりと動けばよい。
動くことによって効率的に体に取り込むことができるのと、不必要な緊張を抜くことができるので、不必要になった気や電磁波や毒素をデトックスしやすくなる。
何段階かに分けていったが、この段階は私が考えた段階であり、読んでいただいている方によっては順番が変わってきたりもするかもしれない。
しかし、効率的に体温を上げていくのであれば、現段階で私が考える方法は、この順番が良いと考える。
もちろん、どの段階も完璧になるまでおこなっていこうとしたらキリがないため、自分でよいと感じたら次の段階にいき、また必要と考えたら、前の段階に戻ればよい。
完璧を求めるほど自分の体は肩くなるほうに傾いてしまうため、必要最低限の部分は守りつつ、あとは自分の体の求めるワークや気の取り込みを行っていくのがよいのではないか。
きれいにまとめきったとはとてもでないが言えない。
しかし、自分の体を高みに持っていきたいと考えている読者の方にとって、本記事が少しでも役に立てば、これに勝るものはない。
