この「チーズはどこへ消えた?」は、世界で 2800 万部を超えるベストセラーで、日本でも
400 万部を超える人気のビジネス書である。この本は、変化を恐れる、挑戦を怠る人に向け
て、変化していかなければならないことを、訴えている本である。
この本には、 2 人の小人、へムとホ―と、2匹のネズミ、スカリーとスニッフが登場する。
(以後まとめて4匹と表現する。)この4匹は、とある迷路に迷い込む。そこで、食料とな
る「チーズ」を探す。毎日探していたある日、チーズステーションCというチーズが山ほど
ある場所を見つけ、そこで生活するようになった。しかし、チーズの量は限られており、日
に日にチーズがなくなっていった。それを理解していたスニッフとスカリーは、チーズがな
くなると、すぐに次のチーズの山を探しに、迷路に飛び立った。しかし、ヘムとホーは違っ
た。チーズがなくなったのはなぜか、それを考えれば必ずチーズはまた現れると思っていた。
そして何日も考え、信じて待っていたが、チーズは戻ってこない。
そのうち、スニッフとスカリーは、新しいチーズステーションを見つけ出した。しかし、
2 人の小人はまだチーズステーションCにとどまっていた。ある日、ホ―が気付いた。「チ
ーズは戻ってこない。また新しいチーズを見つけ出さないといけない。」と。しかし、変化
を恐れるヘムは、「迷路には何があるかわからない。チーズは必ず戻ってくる。」といい、ホ
ーの意見を認めなかった。しかし、ホ―は一歩踏み出し、迷路に飛び立った。ヘムは一人で
チーズステーションで待っていた。その迷路にはたくさんの困難があり、そう簡単に、チー
ズを見つけることはできなかった。しかし、諦めかけたとき、ホーはとあることに気付く。
「変化をやめると、待っているのは破滅だけ。」その言葉を信じて、チーズを探すと、チー
ズの破片をたくさん見つけることになる。それをきっかけに、更にチーズの探しの意欲が高
まったホ―は、また新たなことに気づく。「恐怖を乗り越えると、楽な気持ちになる。」そし
て、「古いチーズに見切りをつければ、それだけ早く新しいチーズを見つけることができる。」
ということを理解した。
そして、ホ―はチーズを見つけることができたというストーリーである。このストーリー
は、「チーズ」=「人生の幸福」にたとえられている。「幸福」という意味で考えると、私は
この本から以下のことが学べた。
1 つは、「変化というのは、何かを恐れ失うものではなく、新しいことに気付き、何かを
得るものである。」ということ。2 つ目は、「過去は現在と関係ない」ということ。そして最
後は、「幸せを得るためには、恐怖を乗り越えていかないといけない。」ということである。
私は大学へ入学する前にこの本を読んだ。大学へ入学するときの不安や、挑戦してみたい
ことなどはたくさんあった。しかし、この本を読んで、その不安を乗り越えていかなければ、
その先に何も見えないということが分かった。変化をしない、その場に定着することは、物
語の、臆病なヘムと同じということを考えると、自分が恥ずかしくなったし、この場にとど
まらずに、新たな挑戦をし続けていこうと思えるようになった。
この本は、トータル 100 ページくらいで、一時間ほどで読める内容になっている。しか
し、この一時間で、一生の人生で役立つものである。その長い人生のたった一時間を、この
本に是非割いていただきたい。必ず人生に役立つビジネス書である。
最後に、本からの引用ではあるが、この本から学べることを述べ、今一度、自分自身の教
訓にしていきたいと思う。
変化は起きる
チーズは常にもっていかれ、消える
変化を予期せよ
チーズが消えることを備えよ
変化を探知せよ
つねにチーズの匂いをかいでいれば、古くなったのに気が付く
変化にすばやく適応せよ
古いチーズをあきらめれば、それだけ早くチーズを楽しむことができる
変わろう
チーズと一緒に前進しよう
変化を楽しもう
冒険を十分に味わい、新しいチーズの味を楽しもう!
進んで素早く変わり、再びそれを楽しもう
チーズは常にもっていかれる。
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