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大切な人が亡くなってから、1週間が経ちました。

1週間経つのに、まだ、今日も夕食の誘いの連絡が来るのではないかと期待してしまいます。



大きな力でキックボクシング業界を裏から支え、たくさんの選手たちと交流し、その選手一人一人に、たくさんの思い出を残してくれた人。

僕も、数え切れない程の、思い出や勇気、笑顔や希望を貰いました。

いつだったか、ふと、僕がキックのリングに立っているのをもう一度観たいと呟いた隊長に、僕はこう答えました。

『僕はキックボクサーとしてボクシングの世界に挑戦しているんです。
僕がすべきことはそのリングに戻って戦う事ではなく、”キックボクサーがボクシングの世界で栄光を掴んだ”というストーリーを実現する事、それが、大好きなキックボクシングへの恩返しなんです。』

今年1年で最後の勝負をし、現役続行か引退か、その判断を下す役目を、ジム会長・プロモーター・トレーナー・自分自身…そして、隊長にもそのジャッジの一人になって欲しい。
そう頼んだのは、亡くなる2週間前の夜でした。


46歳、突然の早すぎる訃報。


ポッカリと開いた胸の穴は大き過ぎるけれど、前を向いて、今まで以上に走っていかなければなりません。



お通夜、葬儀が終わり、麻布十番の中華料理店に行ってきました。

『オススメの店があるんです!』と数年前に連れて来てもらってから、何度もここに食べに来ました。

男二人で餃子やチャーハンを食べながら、明るい未来を語り、しょうもない冗談を言って笑い合った事もありました。

思えば、最後に隊長と会ったのも、このお店でした。

ここに隊長なしで行くのはこの日が初めてでした。
でも、おしぼりもお茶もお箸も、予約した人数より一つ多めに運ばれて来ました。
『私抜きで勝手に行くなんてズルいじゃないですか!』
…そういう事なんでしょうか。



また、試合決定の報告をしに行きますからね!

誕生日に僕にくれたネックレス。
これを付けてリングに上がるから、またいつもみたいに応援に来てください。


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隊長、ゆっくり休んでください。
本当に、本当に、ありがとうございました。

合掌。