コロナ禍ヒマだから【世界一周】をしてみた6 201X年6月6日(日)2カ国目【中国】③
コロナ禍ヒマだから【世界一周】の旅をしてみた 足かけ約10年、世界63の国と地域を渡航。コロナ禍で渡航できなくなった今、201X年と想定し、今まで渡航した国・地域を結び「世界一周」をしてみました。※1 記事の情報は2016-20年の、コロナ禍前ものでございます。※2 移動手段等もコロナ禍前のものでございます。※3 基本実際に移動したルートで構成されていますが、一部ルートをつなぐために実際に使用していない移動手段も含まれています。201X年6月6日(日)2カ国目【中華人民共和国(中国)】3日目201X年6月6日、世界一周6日目。〝独房〟生活も3日目にもなると、それなりに慣れてきて、そこから動くことが逆に面倒くさく思えてきた。今日の夜の、モンゴル国境の「二連浩特(エレンホト)」に行きのバスに乗るまでは何の予定もない。丸一日あるのでどこか「観光」にでも、、、と思いもしたが、とにかく「面倒くさい」。ああ、ここ北京で「沈没」してしまうのか、、、と思いもしたが、よほど強い意志で「沈没」を選択しない限り、夜には必然的に「移動」を強いられる。結局、どこにも行かず、夜まで「無意義」な時間を過ごすこととした。〝独房酒店〟に3日もいれば、自ずと顔見知りも増えてくる。一回のロビー(いや、ただの受付)の一角に、書類が乱雑にちりばめられたデスクにPCが1台だけ置かれた「ツーリスト・カウンター」らしきものがある。「ここに人はいないの?」という合図を送ると、いつもスマホゲームをしている顔見知り?のおっちゃんが「自分である」と主張するではないか。ああ、このおっちゃん、「お客さん」じゃなかったんだ、と理解すると、暇つぶしに「モンゴル」までのルートとその値段を調べてもらった。すると、昨日の北京国際飯店(ペキン・インターナショナル・ホテル)内にある「中国国際旅行社(CITS)」と同じ「ルート」の回答であり、値段もさほど変わりはなかった。ただ、北京国際飯店内の「中国国際旅行社」の、「事務的」かつ「英語」が話せるスタッフとは異なり、完全に偏見であるが、同じ値段なら彼に任せるよりは、、、と思い、後悔の念は微塵も湧いてこなかった。「谢谢(ありがとう)」と言うと、「やればできるんだぞ!」とでも言いたげな顔の笑顔を返し、定位置の椅子に座りなおしてまたスマホゲームをし始めた。そうこうしているうちに、時間が経ち、夜のバスに向けての準備をし始めることにした。1 みんなが大好き「万里の長城」中国の世界遺産と言えば何と言っても1987年に登録された「万里の長城」だろう。その中でも、歴史の教科書や旅行のパンフレットでよく見かけるあの「写真」は、北京郊外にある「八達嶺長城」であり、全長21,196kmのほんの一部である。万里の長城「八達嶺長城」に行くには、地下鉄2号線「積水譚」駅近くの「徳勝門」バス乗り場からノンストップ・バスがでているが、このバス停がなかなか見つからない。わからなければ、歩いている人に「八達嶺長城」「汽車(汽车)(バスのこと)」と書いた紙を見せ場所を尋ねると、5人目ぐらいで正しい場所にたどりつけるであろう。歴史の教科書や旅行のパンフレットでみたことがある、その実物の姿が目の前に現れるのは圧巻。世界遺産自己評価は[★★★★☆]。みどころは、「世界遺産に何故???」と疑いたくなる「ジェットコースター」。万里の長城「八達嶺長城」2 日中戦争勃発のきっかけとなった「盧溝橋」北京駅(メインステーション)前から路線バスに乗り、中心部から南西に1時間ほど行ったところに、日中戦争勃発のきっかけとなった「盧溝橋」がある。名の如く「橋」であるが、「橋」自体は、「金」の時代の1192年、日本で言えば「鎌倉時代」に建てられたものである。正面にある門や城の壁のいたるところに「弾丸」のあとが生々しく残っており、当時の状況を見て知ることが出来る。橋の東側に愛国教育施設「中国人民抗日戦争記念館」があり、「はい、はい、」というプロパガンダ展示物が多数展示されている。この橋が「盧溝橋」。正面の壁に弾丸のあとが多数残されている。愛国教育施設「中国人民抗日戦争記念館」「ニホンジンハ、ワルイヒト、にいはお」3 地味な世界遺産「明十三陵」~明朝皇帝の陵墓群~北京中心部から北西に路線バスで1時間程行ったところに、2000年に世界遺産登録された「明・清の皇帝陵墓群」の一つ、「明十三陵」がある。「明十三陵」は、「明」朝16皇帝のうち、名の如く13の皇帝の陵墓がある。なかでも、第14代神宗万歴帝とそのふたりの皇后の陵墓である「定陵」が有名であるが、その地下宮殿にはレプリカであるが「棺」が収められている。世界遺産自己評価は[★★★☆☆]。「明十三陵」のひとつ「定陵」「定陵」地下宮殿にある「棺」(もちろんレプリカ)※本記事は2021年以前の情報です。ご旅行の際は必ず最新情報をご確認ください。【追記】Photo等は2006・2007・2008年に中華人民共和国に渡航した際のものです。