我が家の長女は
完璧主義なところがあります
いつも思考が内向きで
とても人に優しく
自分に厳しい
失敗を
プラスに変えていく事が
なかなか出来ず
最近は
心の折り合いがつかず
どうしていいか分からない状況になった時
パニックになり
自傷思考になりがちです
昔から
新しい環境に慣れるのに
時間がかかる性格で
中学生になった時は
親の心配を
いい意味で裏切り
あまりにすんなり
環境慣れしたものだから
拍子抜けしたものです
先生や友達に恵まれて
順調に思えた新生活は
今になって少しずつ
彼女の心に
赤信号を点すように
なっていました
興味のある事に
すぐ気を取られたり
集中すると周りの音すら
届かない
そのため
集団行動ではいつも遅れてしまう
物忘れが多かったり
人の言葉の裏にある気持ちや空気は
よく分からない
日常生活の大半を
集団行動、相対評価、同調圧力
という仕組みの中で生きることは
とてつもなくつらく苦しいこと
あははと笑ってけろっと
忘れられる性格ならいいのですが
周りが心配になるくらい
真面目なので
少し息を抜いたら？
と言っても
その加減が分からないから出来ないと
さらに自分を責めてしまう
自分の正解はみんなの不正解
小学生低学年の時
友達関係が上手くいかず
学校に馴染めなかったとき
彼女の言った言葉
それは見守る方も大変だけど
本人はもっともっと大変で
彼女の見ている世界の
全部を理解してあげる事が出来ず
ごめんねという気持ちでいっぱいになった
身体が成長するにつれ
人に迷惑をかけて生きていると
いつも自責しながら
人一倍頑張っていたから
誰だって人は迷惑をかけながら
成長するんだよ
ごめんなさいを言うよりも
ありがとうを伝えよう
そうは言っても
なかなか納得出来ずに苦しむ姿に
もう頑張らなくていいんだよ
辛かったよね
そう言って抱きしめる
疲れきった心を休める時間が
きっと今は必要なのだろう
ずっと走り続けているように
神経を張り巡らせて
頑張って来た
彼女を見ていると
ゆっくり
あなたのペースで時間をかけて
やっていこう
今はそれが上手く出来なくても
自分の事を大切に
いつか
自分は自分
自分が一番好き
と思えるように
居なくなったらダメだよと
伝えていきたい
あなたの戻る場所は
いつもここにあり
あなたの生きる場所が
必ず世界中のどこかにはある
