エミー賞18冠総なめにした

「SHOGUM 将軍」

もう観た方も相当多いはずだ


私も観ている

ハマっている

夜更かししている


観ていて改めて思うことは

日本は失敗が許されない文化であること


失敗はイコール 死

切腹だ


また殿や上役に恥をかかせても

切腹だ


そして尊厳のある死も

切腹だ


美徳としての死が身近にある


ストーリー中で安針は

「命を軽くみている」と言うが


実は逆で、重くみているから

自死によって忠義を証明する


現代では切腹ぜずとも

例えば極道の世界ではエンコ

小指を詰める行為がある


失敗はそれほど重たい


しかし、、、


日本の尊重すべき文化である一方

柔軟な変化には弱い


我々日本人の特徴として

始めるのは慎重で遅いが

一旦始めたら止まらない


一番わかりやすい例は

憲法改正である


同じ反連合国側であるドイツでは

戦後67回も憲法改正が行われているが


日本は0回である


ここにも失敗が許されない

暗黙の文化意識があるように思う

(もちろん反対勢力など他の要素が多い)




ではビジネスの世界ではどうか


有名な話だが昔の日産自動車では

やる気のある若手がアイデアを提案すると

サラリーマン気質満々の上司がこう言う


「失敗したら責任取れるのか?」と


だからあえて「やっちゃえ日産」

と変わろうとしたのか



一方ユニクロの柳井社長は著書で

「一勝九敗」という本を出している


10回チャレンジしたら9回は失敗する


それくらいリーダーが自ら

リスクを取りに行く姿勢を見せる



元々リスク管理に長けている日本人には

これくらいの気概も必要なのではないか


ただし、重要なのは転んでも

「起き上がれる」ことだ


失敗=死に繋がるような

大きな失敗では元も子もない


是非、小さな失敗=挑戦=成長の糧

としてトライアンドエラーで得て欲しい


そして、失敗を許容できる

懐の深い世になって欲しい


それは何事にも変え難い貴重な経験になり

大きく躍進する武器になるのだから


では。