キミへの想い 恋の骸
僕が想うキミは何者か
夢の中ではキミへの想いは確かなものだったのに
夢から覚めてみれば
残るのは微かな恋心
恋の思い出を夢に見ただけ
「今度、後輩とルームシェアするから引っ越すんだ!」「直ぐには会えなくなるね」
突然の報告に動揺が隠せなかった
キミが遥か遠くに行ってしまうような気がして
キミを永遠に失うような気がして
「ずっとキミの事が好きだった!」
咄嗟に口をついた一言
夢の中でなら言えたのに
現実にはそんなこと言えやしない
キミを永遠に失うかもしれない恐怖に
「そっか・・・」と
気の利いた一言も言えず
せめて友達でいたいと
妹のようなものだと再び心に言い聞かせて
「キミが好きだ」って、
1度だけ声に出して伝えたことがあるんだよ
キミは眠っちゃってたけど
夜通し電話したあの日
遠い恋の記憶
「幸せになってね」
そう言い残してボクのもとを去ったキミ
「あなたの子供を産んであげられないから」
「ゴメンね」と
ボクは、ただキミがいてくれたなら
それ以上なにも望まなかったのに
ただただキミを失うことだけが怖かった
もしキミが先立ったなら、寂しさに生きていかれない程に
あの時の僕では、きっとキミを護ることもままならなかったのだろう
キミを失うことを怖れたが故にキミを失うなんて
今はただ、キミが生きていてくれることが嬉しいのです
「誕生日おめでとう」のメールは
いつまで届くのだろう
年1回の生存確認
転校生のキミはとても可愛らしくて
机の下で足を挟んでくるなんて反則です
中学初めの2年間、
すれ違う度キミから目を逸らしていた
キミは気付いていたのだろうか?
3年目、やっと同じクラスになれて、更に隣の席
嬉しい気持ちをどうやって抑えたのか、今となっては記憶がない
キミへの想いは今でもヒミツ
この前も、キミの事が好きだったんじゃないか?とか
「中学の時、誰が好きだった?」なんて話が出たけれど
いっこ年上の陸上部員の話で誤魔化した
キミはもう結婚しちゃったのに
近所に越してきた、2月生まれのキミ
誕生日はちゃんと知ってたハズなのに
いつの間に忘れてしまったのだろう
キミにとってボクはまるで弟のようなものだったのだろうね
まさかキミがテレビで観たという
黒い花の話通りになるなんて
道端で摘んだ黒い花を持って
キミにおぶわれるところまでは
よかったんだけど
雪山設定で服の中に手を入れると言うのは・・・
花が折れなければ一緒にいられるし
折れてしまえば一緒には居られなくなるという占い話
1つ年上のキミの胸の膨らみに
気恥ずかしさから途中で降りてしまった
まだ終わってないと言われて再度おぶってもらったが
まさか折れるはずも無いと思っていたのに
既に一輪花は折れ
まさかまさか、本当に一緒に居られなくなるなんて・・・
キミは何者だったのか
もう一度会える日は来るのだろうか
夢に見る過去の記憶
あの頃の懐かしい想い出
恋心を懐かしんだだけ
恋の残骸はいつまでもボクを苦しめる
