雨降る街に咲いた
紫陽花は哀愁の色
永遠の愛を誓い
指切りした去年の夏
青い海を眺めてた
二人きりのカフェテラス
あなたのため贈った歌も
今では遠い無情の叫び
あなたのことだけを
思う日々ばかりでした
あなたと刻んだ思い出が
わたしを苦しめる 長い夏…
あれから追いかけていた
不器用な小舟一つで
あなたを指す羅針盤も
今では錆びたただのおもちゃ
あなたが去ってから
眠れなくなりました
あなたが誰かと抱き合う頃
わたしは一人きり 今も待つ…
弱くてダメな男だけど
本気で愛した夏でした
せめてもう一度だけ
あの言葉をその口から聴かせて
あなたのことだけを
思う日々ばかりでした
あなたのいない砂浜を
わたしは歩いてる
あなたがいつまでも
幸せであるように
あなたが望むようであれば
わたしを嗚呼忘れて 長い夏…
今も待つ
長い夏