バーナンキ理論?

 

バーナンキというノーベル賞を取った経済博士(元FRB議長)がヘリコプターマネ―という理論を提唱していました。特に日本においては、これが必要だと。

 

似たような話に、ケインズ理論もありますが、投資効果も考えての話なので、ヘリコプターマネ―はばら撒きという感じです。

 

小池知事は、18歳以下の子に一人5千円/月を支給とか、高校の授業完全無償化とか(私立高校も含めて)、二人目の子どもから保育料無償化(今度は一人目からも無償化する方針)とか、子育て支援ということで独自の政策を実施しています。

財政豊かな東京都だから実現できる話なのでしょうが、東京都ばっかり優遇されて、と思うわなくもないです。国としての施策ならわかりますが。
 

ここまでは、まぁ良いとして、低所得者150万世帯に1万円を支給しました。それも選挙直前にです。これって公費を使った買収じゃね?と思わざるおえず。

 

どれもこれも財政豊かな東京都だからできた話ですが、いつまでも財政豊かというわけではありません。不景気になれば法人税収入はなくなるでしょうし、本社を地方に移転する動きも出るかもしれません。家賃を削減するという動きも、不景気には出ることです。

 

そうなると、ばらまきはできなくなります。実際、東京都の財政は1兆円くらい留保がありましたが、小池さんが全部使ってしまいました。

 

正直、都議会がチェックできていないのが悪いのですが、プロジェクションマッピングに48億円/年かかるとか聞けば、他にそういうのあるんじゃないの?と疑ってみてしまいます。

 

やはり、都民(国民)が政治に関心を持たないと、政治は腐ると思います。