変わらないよオレらは。 ~大切な人がHIV陽性だった~

変わらないよオレらは。 ~大切な人がHIV陽性だった~

HIV陽性である彼氏との間に起こった出来事を書いています。

Amebaでブログを始めよう!

初めまして。今回このようにブログを始めようと決心したkendaiです。

どうぞよろしくお願いします。




唐突ですが、話の本題に入りたいと思います。

しかしながらここで私のことについて少し紹介しておかなければなりません。

私は同性愛者(ゲイ、男であり男が好き)です。大学生をしております。



そして、大好きな彼氏がいます。

でも、彼はHIV(エイズ)陽性者です。



わかったのは2012年4月6日(金)で、ついこないだのことです。

一週間前に都内で検査をしに行き、その結果を聞きに行って発覚しました。

僕は泣き、彼氏は泣かずにそばにいてくれました。本当は彼氏のほうが辛いはずなのに。


そのあと、落ち着いた僕は彼氏とともにHIV陽性者専門のカウンセラーの人とエイズについて、これからについて話を聞きました。

カウンセラーの人も思わず泣いてしまって、それまで我慢していた彼氏も泣いてしまいました。

『早期発見で良かった』『パートナーがそばで支えてくれることはなかなかない、大事にしてあげて、支えてあげて』とおっしゃっていました。

そして、『エイズじゃない人となんら変わりない生活ができるから』と常に励まして頂きました。


一通りの説明が終わり、病院の紹介状をもらい僕達はその検査所をあとにしました。



検査所を出てもいつもと何も変わらない風景に僕はとてつもない寂しさを感じました。

そしてそれと同時に、彼氏を支えていくのはオレしかいないと決心しました。

オレが、出来ないことなんか何にもないということを実現させると。



彼の家へ帰る途中、『死にたい』『生きてる意味あるのかな』『このまま道路に飛び出したらどうかな』『オレ汚い、病原菌みたい』『オレって障害者と何も変わらない』『男として自信無くなった、恥ずかしい』というネガティブな発言がとても辛かったです。

それでもオレまで沈んでいてはだめ、明るくなきゃと思い、終始ポジティブな発言をしていました。さすがに一度、『お前のこと大切だからそんなこと言うな、お前のこと大好きなオレの立場がないだろ』と怒ってしまいましたが。


家に帰ってからもそれは続き、『kendaiの将来のこと考えたら別れたほうがいいと思う。オレと別れたら一人になってしまう、かわいそうだから付き合ってるは無しだよ』と言われたのが一番ショックでした。

それでもオレは『何にもかわんないよっ』『俺達と俺達の関係は変わらないよ』言い続けました。



少し落ち着いた僕らは検査所でもらった資料を読み今後について、セックスについて学びました。

確かに気を付けることはあるけれど、いつもとほとんど変わらない生活を送れるようです。

少し安心しました。



そして彼とバイバイし、今はメールで励ましあっているところです。


来週病院に行き、現在の段階、状況等が分かるようです。

正直、検査の結果が2ヵ月以内のセックスに関しては分からないので、もしかしたら自分も…と怯えています。

ですが、今は落ち着くまでは彼を支えていこうと思っています。





今後は、HIV陽性者のパートナーとしての視点を中心に、時には彼氏にもブログを書いてもらうつもりでいます。



自分達が経験してきたものを多くのゲイの方に還元でき、少しでも僕らのように悲しむ人が現れないためにも随時情報を発信していきたいと思います。

また、ここが普通の人(ノンケ)にも、エイズのこと・同性愛のことを知ってもらうきっかけになればと思っています。

どんな方からの質問でも答えられる範囲で答えていき、時には知識のある方、陽性者自身、そのパートナー、家族とも交流を持ち情報の発信地になればとも考えています。


最後に。ブログというものに初挑戦であり、またまだまだ若造であり文章を書く能力、エイズに関する専門知識が浅く、言葉足りないことも多いかと思いますが、温かい目で見ていただけると幸いです。

よろしくお願いします。




それでは。