おはようございます。
カーペンターの小西です。


本日のブログでは、現在CRFロッドの中で、どの機種を選ぶか悩まれている方にとって大切なお話をします。


◾️「しんどい」と感じる方がおられるかもしれません

「CRF-LGM83/32 HP TP.N」はライトクラスでありながら「弾性がHigh」です。さらに「HP仕様」のため、人によっては性質がきつい、扱いが難しいと感じる可能性があります。


私自身は、このロッドでキャスティングしていて、難しい、しんどいと感じたことは一切ありません。


しかし、実際に「CRF-LGM83/32 HP TP.N」を使ってくださった方の中には、投げるのが難しいと言われる方もおられます。


投げるのが難しいということは、集中力を必要とするということでもあります。そのため、実釣ではしんどいと感じられる可能性があります。


弾性が高いロッドであれば、たとえパワーがライトクラスであっても、キャスティングがしんどい、ピーキー(性質が尖っており、きつい)と感じられる方がおられるであろうことは想像しています。


◾️弾性が高いロッドに必要な体の強さ

弾性が高いロッドを扱うには、体の各部が丈夫であることが必要です。筋力はもちろん、手首の強さ、肘まわりの筋力、握力の持久力などが求められます。


弾性が高いロッドで発生する反動は、体が弱い方の場合、キャスティング時に手首や肘の痛みにつながります。


また、弾性が高いロッドはキャスティング時のリリースポイントが狭く、リリースタイミングのコントロールが難しいという性質があります。


弾性が高いロッドは、一発の飛距離は出ますが、体の力が少ない方や、弾性の高いロッドでのキャスティングに耐える骨格や腱が出来上がっていないと、手首の故障や肘のスジが弱い方はテニス肘などのリスクがあると思います。


CRFの「弾性 High」は、今、販売されている一般的なオフショ キャスティングロッドの弾性が高いモデルよりも弾性は高くはありません。


しかし、今までのカーペンターロッドに慣れておられる方には弾性が高めと感じられる可能性はあります。


◾️弾性が高いロッドが欲しいが、できるだけ楽に扱いたい方

弾性の高いロッドに魅力を感じているものの「少ししんどい」「少し難しい」と感じられる方には

「CRF-LGM83/32 TP.So(ティップが柔らかい)」

「CRF-LGM NC TP.N(ナチュラルカーブ)」

をおすすめします。


また、LGMに関しては TL(ティップ レングス)はノーマルか、+側のほうがよいと考えます。


これらのモデルであれば、練習と筋力アップで十分にカバーできると考えています。


◾️力がある方の場合

力があり、体の各部が丈夫な方は、弾性の高いロッドであってもしんどいと感じることは少ないと思います。


力がある方はキャスティング時の力の幅が広く、安定しています。そのため、力のコントロールに余裕があり、リリースタイミングの調整も比較的容易です。


結果として、弾性が高いロッドでも問題なく扱えることが多いと感じています。


「弾性高め」と「自身の大きな力」が相まって、凄く機能的にロッドが働いてくれます。


◾️とにかくキャスティングを楽に続けたい方

力に自信がなく、キャスティングのしんどさをできるだけ排除したい方には、弾性が低いロッドをおすすめします。


キャスティング時に少しでも体に反動が返ってくると、それをしんどいと感じてしまいます。弾性が低いロッドは、この反動が少ないです。よって、疲れにくいです。また、反動が来ないので、手首や肘に優しいです。


弾性が低いロッドは、リリースタイミングの幅が広く、投げやすく、疲れにくいという特徴があります。キャスティングを容易にしてくれます。


CRFの弾性階層でいえば、「弾性 Semi Low」や「弾性 Low」は、投げること自体が難しくなく、疲労が少ないと感じられると思います。


逆に力がある方は、弾性が低いロッドで、かつ、ライトパワーのロッドは、曲がりすぎると感じられるかもしれません。


自身の持つ力で、ロッドの感想が変わると思います。


◾️試さないと分からない

「CRF-LGM83/36 HP TP.N」と「CRF-LGM83/32 HP TP.N」を投げ比べた場合、36lbの方が投げやすいと感じる方もおられます。


これは、パワー調整のためのマンドレルのテーパー形状によるものだと考えています。


私は常々「ロッドは使ってみないと分からない」と思っています。


ロッドの感じ方は本当に人それぞれで、ロッド選びの答えは最後にはご自身で出すものだと考えています。


◾️私が感じる「CRF-LGM83/32 HP TP.N」の良いところ

私自身にとって「CRF-LGM83/32 HP TP.N」は、特に使いやすい部分は下記と感じます。


重心の関係で飛ばしにくいルアーであるクラリスに対し、スイングを強めて「パシッ」と投げる場面では、このロッドの性質が非常に活きます。


同時に、クラリスでGTに効くと感じているルアーアクションも、このロッドでは出しやすく、アクションのキレが向上します。


また、「CRF-LGM83/32 HP TP.N」は、約180gクラスのシンキングペンシルも投げやすいロッドです。


シンキングルアーは比重が高く自重があるため、無理に曲げなくてもロッドは自然に曲がります。しかし、このようなルアーでは、適度な反発がないとロッドが曲がりすぎてしまいます。


「CRF-LGM83/32 HP TP.N」特有の反発力による「生きた曲がり」が、この場面で非常に効果を発揮します。キャスティングの力が減衰することなく活かされ、結果として楽に投げられます。


ロッドの感じ方は、使用するルアーの性質や活かしたい内容によって大きく変わります。


◾️自分は何を求めて、そのロッドを選ぶのか

釣りの時間の大半は、ルアーをキャスティングしている時間です。そのため、体力面を最優先するのであれば、キャスティングの感覚でロッドを選ぶことがとても大切だと考えています。


一方で、出したいルアーアクションが明確にあり、そのアクションをきちんと出せるロッドが欲しい方や、ファイトがしんどいと感じていて、それを少しでも楽にしたいという理由でロッドを選びたい方もおられると思います。


ロッドを選ぶ理由は人それぞれです。


自分は何を求めて、そのロッドを選ぶのか。


この点を明確にすることが、ロッド選びにおいて最も大切なことだと、私は感じています。