【走路】オロンコ岩、知床五湖、知床峠
【現在地】北海道羅臼郡羅臼町
【宿泊地】道の駅「知床・らうす」
【走行距離】51km
【総走行距離】5426km
【話しかけてくれた人】4人
【総計】287人
【出費】5500円
【内訳】エアマット、豚丼
【特記事項】世界遺産・知床(*´v`*)
【走破地図】

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以前からエアーマットのパンクが甚だしく、修理しても全然だめ。
夜中パンパンにしてても朝には空気が抜けていて背中が冷たいから、
買い換えようと思ってヤフオクで昨晩落札した。
釧路あたりで局留めにしておいたから受け取るのが楽しみ(*´v`*)
今日は北海道最大の難関と思われる知床エリア。
知床五湖までは坂、そして羅臼までも長い峠、天気も微妙。
とりあえず死なないことを目標に進んでいこう(*´v`*)

まずは宿泊していたウトロの道の駅から数百メートルの位置にあるオロンコ岩。
岩って言っても見るだけじゃなくてのぼるタイプ(・`д・´;)

岩のすぐ横につくられた不揃いの階段を百数十段のぼっていく。

階段は細いのに、横はすぐ海で落ちたら死にます(*´v`*)

カモメが自分よりだいぶ下を飛んでる!!!

町が一望できる素敵なロケーション。デートにどうぞw

お向かいにある岩の左側が『ゴジラ岩』。見えなくもない。
というかゴジラ岩って今まで何回見てきたことか...(・`д・´;)

海もきれいに見える...はずなのに天気が悪い(´;ω;`)

本番はこっからだった。降りるのが怖い(´;ω;`)
階段が急な上に不揃いで不安定。しかもやや前傾気味。
前はそのまんま崖&海なので怖いことこの上なかった。
腰引けた状態で手すり持って降りた。

ご褒美にセイコーマートでソフト買った。メロンソフト168円(*´v`*)

知床五湖へ向かう。
写真の上半分切れてるんですけど心霊写真ですかね...(´;ω;`)

シカとの遭遇。こっち見んなw

シェリル・濃霧(´;ω;`)
知床エリアに入った瞬間、天気予報無視でガンガン霧が立ち込め一気に視界が曇る。
50m先が見えない強烈な霧の中を進む。
何が嫌かって、先が坂なのか平地なのかわからないからペース配分ができない。

知床五湖の手前の知床自然センターで、
本物のクマの毛皮に触ることができる。チクチクして痛い(´;ω;`)

道路上でシカとまた遭遇。今日だけで30匹は見たと思う。

知床五湖手前5kmで超激坂が2,3kmほどある。
後に出てくる峠より、この写真の場所の方がよっぽどしんどかった。

そして知床五湖に到着。
現在はクマの活動記ということで、無料で散策できるのは一湖のみ。
5000円払ってガイドをつければ五湖全て見学できるが、その必要性は感じない。

しゃれおつな遊歩道を通って湖の周りの草原も含めてお散歩。

全部で3kmくらいあったか?案外長い距離を歩くから、ちゃんと靴はいていこう。

歩道の両サイドにはクマ撃退用の電気柵が設置されている。
間違って子どもが落ちて撃退されることもあるんだろう(・`д・´;)

ひろーい草原には何種類かお花が咲いているらしいけど、
今の時期はあまり良くないのか草しか見えない。

相変わらず霧がひどくて何もわからんwww

ようやく湖に到着。

広大な草原にぽっかりと穴をあける美しい湖をご覧くださいwww
霧が強すぎてなんか不気味な印象が拭えないんですけどwww

そして知床峠を越える。こっから頂上までは写真撮ってる余裕が全くない。
休憩の平地や下りがない、完全に上り坂だけの道だった(´;ω;`)
これから峠に向かう皆さまに向けてアドバイスを。
知床自然センター→頂上は11km、カーブがあまりない比較的急坂。
全身から汗と変な汁が吹き出し、吐きそうになりながらも
最大でフロント1段、リア3段落としてちょうど1時間で上りきれた。
荷物+車体で40kg近くても、なんとか押さないで行けたものの
クマよけで歌いながら走ることは絶対不可能。鈴を買っておいた方がいい。

そして頂上へ到達。小雨と汗で全身びちょびちょ。
これでもう今日はお風呂入らなくていいね!!!

山にはまだ雪が積もっている。そして寒い。

知床の雄大な山々をご覧くださいwwwwwwwwwwww

こっから羅臼まで17km一気に下り。
はるか下にこれから自分が通るであろう道が見える。

峠の終盤、羅臼にほど近い場所に無料の温泉『熊の湯』がある。
一本道で看板も出ているからすぐにわかる。

温泉のすぐ横に川が流れている。

ちょっとした吊り橋を渡るが、揺れもしないし極めて安全。

男女別になってるから、遠慮なく入れよ!!!

入浴の注意事項が書いてある。
『読む時間のないほど急いでいる人は、入浴せずにお帰りください』とかwww

緑白色で硫黄臭があり、温泉っぽさ満点(*´v`*)
温度は50度くらいで、近くのホースから水を足して入る。
ただし水を入れるのはローカルルールで半数以上の同意が必要らしいw
2,3日前におこっぺの道の駅で会ったおっちゃん(車)と再会。
今日は同じ場所に泊まることになりそうで話が弾む。

熊の湯から5分くらいで羅臼の道の駅に到着。
晴れた日は北方領土がよく見えるそうで、向かいの島影がまさにそれ。

強烈な霧で神経をすり減らし、激坂峠で体力的に限界まで絞り、
温泉でほっと一息ついた後の疲労感がすさまじい。
コンビニで買った豚丼を白目むきながら食べていると...。

和歌山からキャンピングカーで来たご夫婦に毛ガニを3匹もいただいた。
もう数日停泊してらっしゃるらしく、テント泊の人も何人か見たようで、
寝るのに適した場所などを教えていただく。ありがとうございます!!!

土下座ちゃうで!!!毛ガニやで!!!(*´v`*)
すごい勢いでバリバリむしゃむしゃ食べた。贅沢しすぎで泣ける。

お風呂入ったばっかりなのに、足湯でまたのんびりしてしっかり疲れを癒す。
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世界自然遺産の知床は、強烈な自然でお迎えしてくれた。
山、霧、シカ、そして風...。
見える景色は霞んでいて必ずしも良いとは言えなかったが、
その偉大さは強く心に残ったし、それを越えての人との出会いもひとしおだった。
一期一会で終わりではなく、以前出会った人との再会があるのも
北海道の楽しみのひとつだと思う。声かけてくれた人には真摯に応えないと。
これからは根室・釧路方面に向かうが、とりあえず明日は距離を短くして休みたい。
今日はちょっと信じられないくらい疲れてる(・`д・´;)