病院についてからも息子の意識は戻らず・・

ただひたすら待合室で祈るばかりの中、私は自分を攻めまくっていた。

ドラマで良く見るシーンのように。

救急室の部屋が開き医師からひと言

「意識は戻りましたが脳に出血が見られます。命の危険もあるので集中治療室に運びます。どうぞ中にお入りください」

中に入ると、天井をずーっと見つめる息子。

私『Kちゃん?ママだよ」の声に息子は
『あぁぁーーーーー』と言うだけ。

ママと言葉にするのも遅くて2歳でようやく少しずつ覚えた言葉が全て言えなくなった。

私の母からも、ずっと怒られていた。

『あんたがちゃんとしてないからやろ』と。

外に出れば

『若いお母さんで子供が可哀想ね』

だけど、そんな言葉に負けてたまるか!!諦めない!!

もう一度、息子に言葉を教える!!

集中治療室に移ってから言葉が出ない息子、天井をボーっと見てる息子に

絵本の読み聞かせ。

少しの反応も見逃さずに私は息子に喋り続ける。

うっとしい~な~ってくらい喋り続けてました笑

集中治療室に入って2週間後に「あ~あ(ママ)」と私には聞こえた気がした!!!✨

脳には水が溜まってるけど集中治療室から普通病棟に移動になり
そこから私は病院での生活スタート。

同じベットで寝て、朝は病院内で買ったおにぎり一個。夜も,おにぎり一個。

シャワーは体を拭いて夜に病室の洗面所で頭だけ洗う。

当時の旦那は休みの日に、お見舞いに来て優しい言葉を私にかける。

『帰ってゆっくりしとったら?今日は俺が面倒みるわ』

と。

当時、免許の無かった私は歩いて家まで帰っていたら旦那から

『なにしとんよ!今日まじで病院俺任せかよ!泣き止まんのじゃボケ!戻ってこいや!甘えるな』

まだ帰ってる所なんやけど。。

気にせず帰ったら家の中はグッチャグチャ。

帰って掃除してシャワーして適当にパン食べて歩いて病院へ。

怒ってる旦那。

そして帰って飲みに行く旦那。

《負けない・・・・!》

私は母親だ。頑張れ自分!息子が元気になる為に!!



だけど寝不足と栄養がしっかり取れず流石に私は母親に電話をした。

1時間でいいから来てほしい。
帰ってシャワー浴びたい。
と伝えると母親からは大きなため息。

食事もまともに食べてなくて
同じ病室の子達の家族は
おばあちゃんや、おじいちゃん
交代で子供を見てる。
お母さん休ませてあげる事を
協力しながらしてるのに
うちは無い…。

助けて欲しい。
って声をあげたら
『母親のくせに』
『若いから仕方ないわ』
『皆1人で見てる』
『Kちゃん(息子)が可哀想』
『甘えっぱなしはアカンで』

そんなに甘えっぱなしでしたか❓

私が子供の頃,入院した時
私は1人でしたよ❓
その頃は病院の看護婦さんが見てくれるから。
遠い所に入院した時も1人でしたよ❓
おばあちゃん家に居たこともあるし
私が熱出したら足の悪い
おばあちゃんはバスに乗って
おじいちゃんはタクシーに乗って
団地の4階まで登ってから
私の面倒見てたよ❓

お母さんは
しっかり婆ちゃんや爺ちゃんに
お願いしたり甘えてたよね❓
あなたのように親に頼る事を
少しでもしたら
情けない母親になるのでしょうか。
そんな気持ちがフツフツと産まれて

ベトベトの髪の毛に
顔も疲れきって
病院に居る私が病人のような姿になり
誰も助けてくれない。
声をあげても
『1番辛いのは入院してる子供なんだから』
『母親が1人で面倒見るのは当たり前』
に辛くて涙が溢れ出てきてしまった。

私も辛いよ…

そんな時,同じ病室のお母さんから声をかけられた。
『毎日ずっと居るけど…帰れないの❓大丈夫❓ご飯食べれてる❓これさっき,うちの親が差し入れ持ってきてくれたから食べる❓』
その優しさに触れる事が無い生活だったからか
助け合いや優しい言葉に涙が又溢れた。