こんにちは

 

健美整体ザイゼンの財前です

 

前回の記事でブリッジの紹介をしたのですが、それはプリズナートレーニングという本に載っていた

エクササイズです。

 

順番が前後しましたが、その本を紹介しますね

 

 

 

 

表紙がちょっと人を選ぶんですが、元はConvict Conditioningというタイトルでした。

 

囚人コンディショニングなんですけど、日本版はプリズナートレーニングですね。

 

 

 

 

この本には他のトレーニング本と全く違う主張がありまして、

 

それは私が長年感じていた疑問に対する答えでもありました!

 

 

と、ちょっともったいぶって入っていきます

 

 

まず、本の概要なんですが

 

 

アメリカの刑務所は弱いとやられる、最悪殺されてしまう恐ろしい世界です。

 

弱い奴は体を鍛えて強くなるしかありません。

 

しかしトレーニング機材はまずありませんし、もしあっても新人はそうそう使えないでしょう。

 

だれもが使っていい場所でも、この席は○○さんの席みたいなコミュニティの暗黙の了解みたいなものがあって

 

なるべく波風を立てたくない新人は独房で鍛えるしかない状況なのは想像に難くありません

 

 

 

囚人も色々ですので、体の弱い人でも最終的に強くなれるように、

 

段階的に強くなれるようになってます。そのノウハウを本にしたものです。

 

 

 

この本が他のトレーニング本と違うと感じたのが、関節を強くするという概念がある事です。

 

筋肉の成長は速いけど、関節の強くなるのは遅い。

 

筋肉の成長ペースで鍛えていると怪我をする。なので、関節の強くなるペースでじっくり鍛えていく

 

という考えです。

 

 

私は関節を強くするという考えが無かったので衝撃的でした。

 

そういう考えでふりかってみると、筋トレをやる時に

 

「やるぞ!」

 

って気持ちより

 

「やりたくねえなあ」

 

って気持ちの方が強い時があったのは、

 

筋力的にはできる動作でも、関節へのダメージを体が拒否してたからではなかったのかなと思います。

 

 

 

 

 

そして、これが長年の疑問の答えだったんですが

 

決して追い込まないのがルールです

 

 

私は、筋力トレーニングの常識は、鍛えた所を徹底的に追い込むというものでした。

 

ヘロヘロになるまで追い込んで、脚ならプルプル、腕なら物を持てないくらい。

 

そして後日筋肉痛が出るくらいが良い。そこまでしないとムキムキにはなれないという考えでした。

 

 

 

でも、この考えだとおかしいんですよね。

 

囚人がムキムキな説明がつかない。

 

いつ襲われるかわからない、刑務所という環境で疲労困憊まで追い込んでいて

 

例えば足がヘロヘロになってる時に襲われたら、すぐ倒されて普段勝てる相手でもやられちゃいますよね。

 

でも疲労困憊まで追い込まないと筋肉は成長しないし、アメリカの囚人はムキムキ。

 

彼らは筋トレした後は息をひそめて気配を消して目立たないように行動するんでしょうか?

 

それとも、襲われたら筋トレ後だからまたにしてくれって交渉する?

 

そんな情けない事するんでしょうか?

 

そういう疑問がありました。

 

 

 

でも、追い込まなくても鍛えられるんですね。

 

本では、筋力を貯金するって表現していました。

 

まだやれるって時に止めて、次回がんばる。

 

これでムキムキなれるんですね。これが答えでした。追い込んでいなかった!

 

 

私は腹筋を鍛えすぎたあと、一週間筋肉痛で階段を歩くのも辛かった時がありました。

 

当時はこれくらいやらなきゃ筋肉は成長しない!って思ってましたが、

 

いま思えば、これは筋肉痛ではなくて、『損傷』なんじゃないかなと。

 

日常生活に支障が出てるのは、筋肉痛なんてかわいい言葉で呼ばなくて損傷でいいと思います。

 

それを避けても筋肉が鍛えられるならそっちの方がいいです。

 

 

従来通りの疲労困憊までやる、オールアウトを否定するわけではないんです。

 

そっちのほうが効率よく筋肉がつきます。

 

筋肉を付ける事に人生を捧げてるボディビルの人達がたどり着いた方法です。間違ってるはずがない。

 

ただ、それがムキムキなるのに唯一無二の方法ではないという事ですね。

 

選択肢があって、自分に合った選択ができる。

 

私は少々効率が悪くても気軽に永く続ける事のほうが大事なので、

 

この追い込まないやり方の方が向いてそうです。

 

 

短所としては、トレーニングメニューの組み方も書いてくれてるんですが
それが分かりにくいんですよね。

 

ここは私の読解力が少ないからではないと思いたい。(笑)

 

分かりにくい部分もあるので、理解するには何度も繰り返し読む必要があります。

 

また、繰り返し読む価値のある本だと思います。

 

最初は壁腕立て伏せという誰でも出来るレベルから、マスターステップは片手腕立て100回という

 

超人レベルまで行くのですが、これらは数年かけてたどり着く境地だと思いますので

 

気長に試してみようと思います。

 

 

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健美整体ザイゼン トータルボディケアセンター

院長 財前 慶佑
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