スーパーヒーロー好きなのでバットマンも好きです。

作者の写真をみてびっくり。アンドリュー・ヴァクスは海賊かっ!?て位印象的な黒い眼帯してます。

バットマンは悪人を倒しまくっていますが、犯罪者はこれからも生まれてくるし、バットマンも年をとります。そのことを「水平線に向かって泳ぐようなものだ」と自身で語っています。

それでも泳ぎ続けるしかない。なんというか読んで切なくなります。


犯罪者は子供時代に虐待を受けた人が多いのではないか?という仮説から話は加速していきます。


そして物語は犯罪者との戦いから、より根本の『子供を性的にもてあそぶ犯罪』との戦いになっていきます。

悪の親玉ではなく、犯罪との戦いってどうするんだろう?倒せるのだろうか?読んでて「どう収集つけるのだろう?」と先の読めない展開に飽きることなく最後まで読みました。


映画では悪役の怪演が光るバットマンですが、この作品ではそれは出てきません。バットマンビギンズのようなバットマンの根本に触れるストーリーでした。

ちょっと想像と違いましたが、考えさせられる内容かつエンターテイメントとしても十分な出来で、オススメです。