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 2010年9月7日、京都府警伏見署は、京都市伏見区桃山南大島町の無職、松岡秀育(まつおか・ひでやす=47)を、大麻取締法違反(譲り渡し)容疑で再逮捕したと発表した。今日は、この日から二年になる。

 すでに松岡秀育は、2010年7月8日に、同法違反(栽培)容疑で現行犯逮捕されており、栽培した大麻草を密売して利益を得ていたことがその後の捜査で裏付けられたため、同署が再逮捕に踏み切った。

 供述調書によると、2010年6月22日、東京都世田谷区の家業手伝いの男(35)に、乾燥大麻123グラムを27万円で譲り渡すなどした疑いが持たれている。「生活費を得るためにやっていた」と、松岡秀育は供述。インターネット上で売買を働きかけ、同様にして4年半で乾燥大麻約4キロを販売して、約1200万円の売り上げがあったことが突き止められた。

 この再逮捕がマスコミ各社に伝えられ、いっせいに報道されたことで、松岡秀育の醜い人柄と恥ずべき守銭奴ぶりは、世間全体が知ることとなった。2010年9月7日は、名も無き俗人だった松岡秀育が〝全国デビュー〟を果たした記念すべき日と言えよう。

 しかしまあ、よく4年半もばれなかったものだ。それゆえ犯罪収入で永久に生活していけると錯覚して、警察や世の中をなめくさっていた。犯行期間が長いほど裁かれたときは罪が重くなるのに、幼稚な考えの松岡秀育には、わかるはずもなかったわけだ。

 現行犯逮捕からほぼ2か月後の再逮捕。しかし、これはまだほんの始まりであった。伏見署の留置場から京都拘置所へ。そして10か月後の公判へと、松岡秀育は徹底して絞られていった。当然の話である。反社会的分子、松岡秀育を世間の誰も許すはずはない。