「天才は塩に振らせよ」というイタリアの言葉があるそうです。

自家製あんこを作るのは10回目くらいですが、塩が決め手だと感じています。

というわけで、うまく作れれば天才と思い込むことにしています。


各分量はいつもの通り感覚を頼りにします。

まず、小豆1kgの袋の大体半分を使うので500gほど。

に対して、お砂糖は同量以下を使います。

お砂糖はこだわった方が良いかと思います。というのは、大量に入れることになるので、食味や健康への影響も大きいからです。


まず、水洗いをして、小豆の3倍ほどの水で茹でます。これにより渋味を減らします。


10分ほど煮て、この水を捨てます。ワインのような色がします。


そして、本茹で。

水はまた3倍ほどの量で、弱火でことことアクを取りながら煮ます。

少し目を離すと、アクに掌握されそうに。ん?


この時間はとても大事です。

カムカムエヴリバディのように、「おいしゅうなれ」の気持ちで。30分ほどでしょうか。


味と豆の硬さを確かめながら、お砂糖を少しずつ入れていきます。


水分が少ないと思えば、足して結構です。

水分多めならおしるこができます。


このあとは、煮ながらお砂糖入れて食感確かめてを繰り返します。


どの料理もですが、テーブルに置かれる時のことを想像して火を止めます。

鍋にあるうちは熱を持っているので柔らかいし、味も感じづらいです。

つまり、お好みより少し柔らかめ味薄めが丁度良くなるでしょう。


さて、ここが肝です。天才による塩振り!

この塩が、甘味というか旨みを引き出し、味をキメてくれます。

少しずつ入れて、味をみましょう。ポイントは先述のとおり、「少し足らないかなぁ」ほどにすることです。


どら焼きにして食べました。天才になれました。


息子の、どら焼きが好きそうな手(笑)