Guys俺たち大阪初日と仔犬系彼氏 | 上目遣いのけんちゃん先生 V6カミセン 小説

上目遣いのけんちゃん先生 V6カミセン 小説

V6の三宅健と森田剛と岡田准一をイメージしたイケメン教師が、今どきの女子高校生たちと繰り広げる学園ドラマ。ドラマの進行の合間に出てくるけんちゃん先生の古典講義は勉強にもなる?

カミセンの夏休み11はこちら



大阪初日、行って来ました。


いつまでもずっとそこにいたいような空間でした。


6人の写真や衣装があって、ファンが思い思いの場所に行って、それぞれの思いに浸って、メッセージを書いて


まるでリアルV-Landみたいでした。


実は、写真展は東京も大阪もファンクラブで申し込まなかったんです。


見たい気持ちはあったけど、今更見たって仕方がないというか、悲しい気持ちになるだけだろうし、どうしたって未練がましくなるに決まってるから。


ヨリが戻るはずのないフラれた彼氏の写真を見るようなことだという気がしてたんだよね。拗ねてたとこもある。


でも、やっぱり気になって、一般で取れるかなと思って見たら、けっこう空いてたので、取りました。


行ってよかった。


普段のV活は動画を見るのが中心だけど、静止画っていいなと思いました。


動画は情報過多で感情も忙しい。


でも、写真は違うね。


健ちゃんを例に言いますと、


ひとりで写ってる大きな写真の前に立って、じっくりと健ちゃんという人に向き合うことができる。


そこに写ってるのは、切り取られた一瞬の表情なんだけど、健ちゃんという人の歴史もちゃんと写ってて、さらには自分の健ちゃんへの思いもしみじみ自覚しちゃったりなんかして


いや、准ちゃんが撮ったモノクロの可愛い健ちゃんはたまらんですよ。


准ちゃん、剛健は私もフォトジェニックだと思います!(それにしても他メンバーとの扱いに差があるのでは…と思ったのは私だけでせうか)



准ちゃん、ありがとう。写真を撮ってくれて。写真展をしてくれて。



やっぱりおセンチな気分になってしまったし、あまり前向きな気持ちにはなれなかったけど、こんな終わり方をされちゃ、ぐうの音も出ない。



男運は悪くなかった 

あんないい人いやしないもの


by中島みゆき




メッセージを書くところには、マジックが用意されていました。お昼には、立って手が届く範囲はだいたい埋まってて、しゃがんで書いてる人がいました。高いところはどうするのかな。紙をずらしたりできるのかな。


記念撮影グッズという流れで列ができてるんですけど、私はスタッフの方に言って、記念撮影飛ばしてグッズ買いました。



実はここで初めて写真集を買いました。


それを会場の外、海の見えるベンチで開きました。目を閉じればと鏡をイヤホンで聞きながら。



卒業写真のあの人は優しい目をしてた

 あの頃の生き方をあなたは忘れないで


by松任谷由美



マスクを外すと潮の香りがしました。



で、あっつー!と思って、パタンとアルバムをじゃなかった写真集を閉じて、帰りました。



帰りの電車の中で、同棲中の仔犬系彼氏からの呟きを見ました。


ブランケット全部持ってかれたって、リアル過ぎる!健ちゃん、上手い!さすが。


ごめん。健ちゃん、風邪ひいてない?


みたいな気分になりかけたところで、


寝顔が天使みたい


って、それ、私じゃないな。昨夜あなたの隣にいたのは誰ですか?


と冷静さを取り戻しました。


そして、インスタライブ、よもや仔犬系彼氏が登場するのでは⁈とハラハラしながら(ドキドキではない)見たら、違った。


はしゃぐおせっかい健ちゃんと、温かく迎えてくれるキンキのおふたりでした。ある意味仔犬系彼氏の日常



以上。


写真展に行かれるみなさんは、熱中症にお気をつけて。集合時間以降からしか並べないので。