中学生の頃は今は死語のチーマーブームだった











今は恥ずかしくて言えないな






みんなロン毛でバンソンのライダース






それにブーツカットにレッドウィング





それが定番だった






俺もガキながらそれに憧れた






でも格好より何より





最初に目に入ったのが先輩の胸元だった





スゲぇ恰好いいネックレスだなあ!





って






欲しくても先輩に聞くのが怖くて聞けなかった





それから何ヶ月して何回も先輩と同じような





ネックレスを見かけた






なんだかますます欲しくなり雑誌で探したところ





ゴローズと判明






『ゴローズって言うんだ、、、』






最初に欲しかったのは勿論フェザーの





ネックレス





革ジャンやブーツに比べてネックレス





そんなに高くなかったので原宿に買いに行ったのを覚えている





しかし行って見ると変な丸太に、当時の俺にしてみれば




イカツイおじさん達がわんさかいるではないか(゚o゚;;





怖いからそそくさと階段を登って行くとドアがあり





空けた瞬間感じた事もない禍々しい空気がΣ(・□・;)




そこからはもうあんま覚えてないが






確かお姉さんか誰かに






『みんな並んでるから下に行って』と





間髪入れずに言われた気が






それから何時間並んだんだろう、、、






何か鬼の間に挟まれて居たような





完全に空気になってた気がする









そしてやっと中に入ったがやはり





さっき感じた雰囲気より更に重い気が




ヽ(;▽;)ノ






見回せどアクセサリーっぽい物がない



え!Σ(・□・;)


とその時の前に入ったお客さんが




『何々ありますか?』と



おっ!そう言うシステムなんだと思い





俺も見よう見まねで




フェザーと言う言葉も知らないので
『あの~雑誌で見た羽下さい』と





すると






『ない』






、、、






、、、












『だから無いよ』





『あっ、、、はい』





って!それだけ~
( i _ i )




子供ながらにその対応冷たさに心を折られた





ビックリした





方針状態のまま地元に戻り






仲の良かった先輩に事情を話すと





最初はみんなそうなんだと聞かされ





これまたビックリ!






自分だけと思ったので少し安心した。




普通ならもう行かないような感じだが






何故かそれから何度も何度も足を運んだ





ゴローズの事を良く知らないのに魅力も分からないのに




何度も何度も並んだ





しかしなんでここはこんなに並んでんだろう






思いなら並んだ




当時は結局分からず





そしてとうとうその日がやって来た





その日何故か入るといつもと違う感じが




笑ってる










優しそう?





パッと見るといつも何にもないショーケースに羽が、、、





『あの~、、、羽が、、、』





すると





ニコッ(^^)





『あるよ』 田中要次さん?笑





え!まじ!





嬉しいというより無い前提だったから




逆にビックリした





ありがとうって言われた





なんだこの感じは





これが13歳の終わりの事である





つづく










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