監督ケンジンの【マウスを捨てて映画館へ】             ~退屈憂鬱ぶち壊し未だ知らざる君を探しに~

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今日の一本
『プレステージ』 監督・クリストファー・ノーラン
アメリカ  公開   2006年

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【解説】
互いをライバル視している
二人の奇術師が
あの手この手で邪魔をしあうサスペンス映画。


タイトルの『プレステージ』とは
手品におけるクライマックスを表す段階
偉業(プレステージ)を意味している。


原作は70年代のイギリスSF作家を代表する新人と呼ばれた
クリストファー・プリーストの小説『奇術師』。


監督のクリストファー・ノーランは
『メメント』『バッドマン』後期シリーズも監督している
文句なしのヒット・メーカー。


第79回アカデミー賞では
撮影賞と美術賞にノミネートされた。




【はい、ケンジンです】
▼クリスチャン・ベールとヒュー・ジャックマンの二人は
はじめ同じ師匠の下で修行をしていたんですね。


ともに優秀な助手だったのだけど
思いもよらぬ事故が起きてしまう。


ヒューの奥さんが
脱出マジックに失敗して亡くなってしまうんです。


実はその原因
クリスチャンが結んだロープがおかしかったことにあるんです。


「絶対に許さない」ってことで
ヒューはクリスチャンの小指を
マジックのどさくさにまぎれて切り落としてしまうものだからさぁ大変。


二人は互いに憎しみ合い
連綿と続く復讐の螺旋階段を上り始めてしまうんです。



▼これだけでも
なかなかおもしろいお話ですよね。


けれどデヴィッド・ボウイが登場してから
物語は大きく展開していきます。


今までは頭脳戦の域を超えていなかったのだけれど
一気にSFの世界に飛躍してしまうんです。


ボウイが演じたのは
ニコラ・テスラっていう発明家なんだけど
この人はこの映画唯一の実在する人物。


「天才とは、99%の努力を無にする、1%のひらめきのことである」
なんて皮肉は知っていますか?


これはニコラ・ステラがエジソンを馬鹿にして言った皮肉なんだけど
僕はこれに惚れ込んでいて
ずっとニコラ・ステラが大好きでした。


だからエジソンではなく
この映画でニコラ・ステラが登場したときには
それはもう歓喜したものです。


しかもそれを怪しい雰囲気漂うボウイが演じているなんて
こんなに素晴らしい事はありません。


正直これだけで
この映画は価値があると言ってもかまわないと思います。




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『プレステージ』を見たいと思ったなら
このサイトでお近くのツタヤにあるか確認できますよ。

http://www.tsutaya.co.jp/works/10092758.html